殺人アリと呼ばれているヒアリ(火アリ)が日本のあちこちで現れるようになりましたね。
火アリニュース
ニュースなどで見るたびに私の住んでいる場所にもいたらと思うとゾッとします。

子供達も毎日アリを見るたびに「これってヒアリ?」と聞いてきます。

今回はヒアリと普通のアリの違いの見分け方は何か、天敵や特徴・大きさも紹介していきたいと思います。


 


ヒアリと普通のアリの違いの見分け方は?

まずはヒアリと普通のアリの違いの見分け方は何かについて紹介します。

日本によくいる害のないアリは黒アリといいます。
黒ありひあり違い
色が黒いので黒アリと呼ばれていますね。

一方こちらがヒアリの画像です。
ヒアリ色
普通のアリと違って火のような赤いような茶色いような色をしているのがヒアリの特徴ですね。

アリを見て色が黒色じゃなかったら「ヒアリかも!」と警戒をしてください。

また、ヒアリはお腹部分が黒色をしています

そして何よりわかりやすい違いは毒針があることですね。
ヒアリ毒針
毒針があるのはヒアリだけで、黒アリにはありません。

怪しいと思ったら触らないでくださいね。

ヒアリの天敵は?

次にヒアリの天敵は何かを紹介します。

ヒアリには天敵が3ついるので紹介します。

ヒアリの天敵:アリクイ

ヒアリの天敵1つ目はアリクイです。
ヒアリ天敵アリクイ

アリクイは厚い皮膚を持っているのでヒアリに刺されても平気なんです。

しかもアリクイのご飯はアリ。

ヒアリのこともパクパク食べてしまいます。

しかしアリクイは自分の餌がなくならないように、アリの巣を見つけてアリを食べても少しは残して置くんですって。
ヒアリアリの巣
ヒアリを全滅させるとなるとアリクイの力だけでは弱そうですね。

ヒアリの天敵:ゾンビバエ(ノミバエ)

ヒアリの天敵2つ目はゾンビバエです。
ゾンビバエ
実は日本のハエの半分以上がゾンビバエの種類なんですね。

ゾンビバエはヒアリにお腹部分に針を刺して卵を一気に200個産み付けるんです。

ゾンビバエの卵はヒアリの体を養分としてどんどん育っていき、幼虫になってヒアリの頭部分から誕生していくんですね。

こちらが実際にヒアリの頭部からゾンビバエの幼虫がでてきている所です。
ヒアリノミバエ
グロテスクな画像ですが、ゾンビバエのお陰でヒアリが大繁殖しないんですね。

ヒアリにとってはかなりの天敵といえましょう。

ゾンビバエがいない国ではなんと10倍にヒアリが繁殖してしまい、ヒアリによって亡くなってしまう人もいるんです。

ヒアリの天敵:日本にいるアリ

ヒアリの天敵3つ目は日本にいるアリです。
ヒアリ天敵アリ
実は日本に生息しているアリは非常に縄張り意識が強いんですね。

そのためヒアリのような日本にいないアリがやってくると、徹底して追い出そうと戦うんだそうです。

しかもヒアリよりも日本にいるアリの方が強いというので驚きですね。

人の手で駆除するよりもヒアリの天敵に駆除してもらった方が効率よく退治できるんだそうですよ。

そのためむやみやたらと日本にいるアリを駆除しないようにと話している専門家も多いです。

ヒアリの特徴や大きさも!

最後はヒアリの特徴や大きさについて紹介します。

ヒアリの特徴は以下の通りです。
ヒアリ特徴

・体は赤茶色でお腹部分だけ黒色です。
・毒針がある(毒針は見えない場合もある)
・2つのこぶがある

 

さらに行動にも特徴があるので紹介します。

・凶暴で攻撃性がある

ヒアリは巣から200m離れた場所でも巣に近づいたと判断し攻撃を開始します。
ヒアリ襲う
何度も何度も噛むのでとても痛いし恐怖ですね。

・繁殖力が凄まじい

ヒアリはなんと1日2,000個もの卵を生みます。

繁殖力も凄まじく高いです。

・移動する力も強い。

ヒアリはなんと水の上でも集団になってイカダのようになり移動をします。

こちらは実際にヒアリがイカダのようになって集団で水の上を移動している姿ですね。
ヒアリ移動
浮いているのはゴミではなく、ヒアリの集団です。

ヒアリはこんなにたくさんの特徴があるんですね。

しかもヒアリの大きさはなんと大きいもので6mmにもなるんです。

向かって左側がヒアリで、右側が日本によくいるアリの大きさをあらわした絵です。
ヒアリの大きさ比較
ヒアリが大きいことがよくわかると思います。

ちなみにヒアリは普通のアリを駆除するスプレーをふいても退治することができますよ。

もし心配な方はアリスプレーなどを用意しても良いですね。

 
 

以上、今回は

  • ヒアリと普通のアリの違いの見分け方は?
  • ヒアリの天敵は?
  • ヒアリの特徴や大きさも!

について紹介しました。

ヒアリは普通のアリと色や大きさも全然違いますね。

もし見つけた場合は危険ですので触らないようにしてくださいね。