小学校に入学すると保育園にあった絵本がどんどん少なくなって、文字の多い児童書ばかりが学校の本棚にも並ぶようになりますよね。
本を読むことが好きな子供だったら特に問題なくて良いかもしれませんが、元々本を読むことが苦手な子供からすると児童書は苦痛でしかないかもしれません。
小学校によっては夏休みや秋にある読書感想文を全員必ず取り組むようにしている所もあり、本を読むのがただでさえ嫌なのにさらに感想を書かなければいけないとなると親も子供も苦行でしかないですね。
小学校低学年のうちは児童書に目を無理やり向けなくてもまだまだ心に残る絵本がたくさんあるので、絵本を読んでも大丈夫ですよ。
今回は絵本ベストセラーランキング2019を紹介したいと思います。
また絵本ベストセラーランキングでは小学生低学年におすすめの本を中心に紹介していきますよ。
ランキングはインターネットで検索数が多い順と、小学校や保育園での勤務経験がある私のおすすめで決めました。
絵本ベストセラーランキング2019!小学生低学年におすすめの本は?
それでは絵本ベストセラーランキング2019!小学生低学年におすすめの本は何かについて紹介していきますね。
第1位!福音館書店のはじめてのおつかい
絵本ベストセラーランキング2019の第1位は福音館書店のはじめてのおつかいです。
作者は筒井頼子さんで、絵本の価格は972円です。
1977年に発刊されてから今なお愛されているベストセラーの絵本ですね。
ある日お母さんに買い物を頼まれたみいちゃんは5歳。
1人でドキドキしながらお金を握りしめて、はじめてのおつかいに行きます。
みいちゃんが緊張で声が出ない所とか、リアルな気持ちが伝わってきますね。
このお話は小学校低学年なら読み聞かせでも良いですし、自分でも文章が短いのでサクサク読めるおすすめの絵本です。
自分と重ね合わせやすいので、読書感想文にも選びやすい絵本でもありますね。
はじめてのおつかいのリアルな口コミ
◯はじめてのおつかいってこういう感じなんだろうなとリアルに気持ちが伝わってくる。
◯テーマが身近で読み聞かせをした後にもう1度と何度もせがまれるようになりました。
第2位!講談社の100万回生きたねこ
絵本ベストセラーランキング2019の第2位は講談社の100万回生きたねこです。
作者は佐野洋子さんで、価格は1,296円です。
100万回生きて100万回死んだ猫は、色々な飼い主さんの所でその度に愛されて生きて死んでを繰り返します。
飼い主さんは猫が死んだ時に悲しみますが、自分は悲しんだことがありません。
しかし、最後は自分で家庭を持ち、愛するということがどれだけ幸せかを、そして愛するものが亡くなる悲しみを知っていきます。
大人にも子供にも読んで欲しいベストセラーの絵本で、涙なしでは読むことができません。
ちょっと低学年の子供には難しい題材かもしれませんが、何か心に響くお話です。
100万回生きたねこのリアルな口コミ
◯愛すること、愛されることがどういうことか学べる絵本。
◯読んでいて悲しくなったが暖かくもなった。
▲うちの子供は猫が死ぬ場面で笑っていた。まだ早いみたい。
第3位!岩崎書店のはれときどきぶた
絵本ベストセラーランキング2019の第3位は岩崎書店のはれときどきぶたです。
作者は矢玉四郎さんで、価格は1,188円です。
則安君が書くデタラメ日記の内容が現実でおこるというとっても面白い内容の絵本です。
お母さんの首が伸びたり、鉛筆の天ぷらを食べてみたり豚が降ったりと「そんなことあるの?」なんて言いながらもどうなるのか気になってしまう作品でもあります。
私も私の子供もはれときどきぶたは大好きな絵本の1つで、子供も「ギャハハ。」と笑いながら自分で読んでいますよ。
ちなみにはれときどきぶたの他にもはれぶたシリーズといって絵本がたくさん出ています。
ハチャメチャで笑えるけど、どこか温かいお話なので読んでみてくださいね。
ちょっと文字量が多いですが、話の内容が面白いので嫌がらずに低学年でも自分で読むことができるのでかなりおすすめですね。
はれときどきぶたのリアルな口コミ
◯自分も子供の時読んでいて、思い出して子供に読ませたけど世代関係なく爆笑できるお話。
◯めちゃくちゃなんだけど家族が仲良しでほっこりする。
◯想像力が豊かになる。
第4位!童心社のおしいれのぼうけん
絵本ベストセラーランキング2019の第4位は童心社のおしいれのぼうけんです。
作者はふるたたるひさんとしばたせいいちさんで、価格は1,404円です。
保育園では悪いことをすると押し入れに入れられるのですが、押し入れには怖い怖いねずみばあさんが住んでいるという噂があります。
ある日さとしとあきらが昼寝の時間に先生に怒られて押し入れに閉じ込められてしまいます。
そこから2人は押し入れの中で冒険をし、怖いねずみばあさんにも会いますが…。
おしいれのぼうけんは実際に作者の方達が保育園を取材をして何度も相談を重ねて作り上げた絵本です。
泣き虫のさとしと強がりのあきらの2人の冒険はどうなるのか、ハラハラドキドキするお話ですね。
保育園の頃に読むと文が長いので途中で飽きてしまうかもしれませんが、小学生の低学年・中学年には最後まで読める面白いおすすめの絵本になっています。
ベストセラーになる理由がわかる絵本になっていますね。
文章が長いので、飽きてしまう場合は、無理に全部読み終わろうとしなくても何日かに区切って読んだら良いですよ。
おしいれのぼうけんのリアルな口コミ
◯低学年・中学年・高学年でも面白いと思う絵本。
◯怖いだけでなく心温まるお話。
▲文章が長いので飽きてしまうみたい。
第5位!偕成社のからすのぱんやさん
絵本ベストセラーランキング2019の第5位は偕成社のからすのぱんやさんです。
作者はかこさとしさんで、価格は1,080円です。
お父さんとお母さんはパン屋さんを営んでいますが、子供が4羽生まれると忙しくてパン屋さんは放ったらかしになってしまいます。
お客さんが来なくなって貧乏になってしまったパン屋を立て直したのはなんと子供達でした!
カラスの兄弟達がアイディアを出しあって作ったパン80種類以上が全て絵本に載っているんですね。
小学生低学年で字を読むのが苦手でもこの絵本の絵を見るのはとっても楽しくて惹かれるものがあるかと思います。
カラスの兄弟達も個性的なので、「このカラス面白いね!」「かわいいね。」と話しながら読み聞かせてあげても良いですね。
カラスの絵本シリーズは他にもそば屋や、お菓子やさんなどたくさんあるので他にも読んでみると楽しいですよ。
からすのぱんやさんのリアルな口コミ
◯食べ物の絵は興味を持ちやすい。
◯からすの子供達が頑張る姿に心打たれる。
◯言葉のテンポが良くスラスラ読める。
第6位!偕成社のともだちや
絵本ベストセラーランキング2019の第6位は偕成社のともだちやです。
作者は内田麟太郎さんで価格は1,080円です。
ともだちやは低学年のうちに読んで欲しいベストセラーの絵本ですね。
「1時間100円であなたと友だちになります!」とともだちやを始めたキツネの元にやってきたのは怖い顔のおおかみでした。
キツネとおおかみが友達ってどういうものなのかを教えてくれるお話です。
大人が教えるよりもこの絵本を読んだ方がずっと友達の大切さを学ぶことができると思いますよ。
小学校でも先生によってともだちやの絵本を推奨している場合が多く、もしかして学校でも先生が読み聞かせをしてくれたことがあるという子供がいるかもしれませんね。
小学校では勉強の他に友達との関係を築くことも大事だと学んでいきます。
そのため身近なテーマになるので読書感想文にも書きやすい絵本となっていますね。
キツネとおおかみシリーズはともだちやの他にもたくさんの絵本がでているので他の絵本も読んでみると良いですよ。
ともだちやのリアルな口コミ
◯友達について一緒に考えることができる絵本。
◯友達のことで悩み始める小学生には大事な絵本。
▲1時間100円で友達を買うという設定がどうかと思う。
第7位!ブロンズ新社のビロードのうさぎ
絵本ベストセラーランキング2019の第7位はブロンズ新社のビロードのうさぎです。
作者はマージェリイ・W・ビアンコさんで、価格は1,620円です。
ビロードのうさぎは世界中で愛されているベストセラーの絵本ですね。
うさぎのぬいぐるみがクリスマスプレゼントにやってくるのですが、子供に愛されたおもちゃは本物になれるということを知っていきます。
最後はそんなうさぎに魔法が訪れて…。
ビロードのうさぎは絵本の内容も面白いですが、イラストにとっても惹かれるものがあります。
小さい頃っておもちゃが大好きですよね。
ビロードのうさぎは低学年の子供に読んで欲しいおすすめの絵本で、読んだ後におもちゃを大事にしたくなることでしょう。
このビロードのうさぎを読むと「本物って何だろう?」と考えさせられますね。
本物になることはどんなことなのか、それは人それぞれの考え方があって良いと思います。
色々な考えを持てるからこそ読書感想文にも向いている絵本ですね。
ビロードのうさぎのリアルな口コミ
◯涙腺が崩壊しっぱなしの絵本です。
◯イラストがかわいくて読みやすい。
▲本物ってそれで良いのかな?私は違うと思う。
第8位!岩崎書店のとしょかんライオン
絵本ベストセラーランキング2019の第8位は岩崎書店のとしょかんライオンです。
作者はミシェル・ヌードセンさんで、価格は1,728円です。
ライオンが図書館にやってきて、決まりを守ることを約束に図書館のお手伝いをするようになります。
しかしある日図書館の決まりを破って大きな声を出してしまうんですね。
どうしてとしょかんライオンは大きな声を出してしまったのか、最後はどうなるのか切なく可愛いお話です。
このとしょかんライオンの絵本を読むと図書館のルールやマナーを自然に覚えることができる他にライオンがどういう気持ちだったのか、ルール以上に大事なことは何かを学ぶことができますよ。
字がちょっと多いのですが、ストーリーが面白いのでどんどん読むことができますよ。
としょかんライオンのリアルな口コミ
◯図書館にライオン?と思いますが内容は身近に感じられるお話。
◯マナーやルールより時として大事なことを学べる絵本。
▲字が多い。
第9位!あすなろ書房のおじいちゃんがおばけになったわけ
絵本ベストセラーランキング2019の第9位はあすなろ書房のおじいちゃんがおばけになったわけです。
作者はキム・フォップス・オーカソンさんで、価格は1,404円です。
大好きなおじいちゃんが死んでしまったはずなのに、僕の部屋におじいちゃんがいる…。
この世に忘れ物があるからお化けになってしまうというお話を思い出して、おじいちゃんがどうしておばけになってしまったのか、僕とおじいちゃんで理由を探すお話です。
おじいちゃんが亡くなっておばけになるというお話ですが、心がほっこり温かくなるお話です。
そしておじいちゃんのお化けがでてきますが全く怖くありません。
死ぬということはどういうことか小さい子でも考えることができる絵本ですね。
読み聞かせや読書感想文なんかにもおすすめの絵本です。
おじいちゃんがおばけになったわけのリアルな口コミ
◯身近な人が亡くなるのはどういうことか、重くもなく温かい絵本。
◯小さい子でも人が亡くなるということはどういうことか考えることができる。
◯感動を子供と一緒に共有できる絵本。
第10位!偕成社のちか100かいだてのいえ
絵本ベストセラーランキング2019の第10位は偕成社のちか100かいだてのいえです。
作者はいわいとしおさんで、価格は1,296円です。
クウちゃんがちか100かいだてのいえにパーティーに招待されます。
地下をどんどん進んでいく度に色々な動物が住んでいる家が見えてきます。
動物の個性に合わせたお部屋が登場して展開も早いので、絵本嫌いな子供でも楽しく読むことができるのでかなりおすすめの絵本ですね。
低学年の子供が絵本に触れるのに親しみを持ちやすい1冊として、学校でもよく読み聞かせをする絵本です。
ちか100かいだてのいえのリアルな口コミ
◯子供が大好きな絵本で長く読める。
◯100階についた時にとってもわくわくします。
▲子供によっては食いつきが悪い。
以上、今回は
- 絵本ベストセラーランキング2019!小学生低学年におすすめの本は?
について紹介しました。
最後にランキングをもう1度紹介しますね。
第2位!講談社の100万回生きたねこ
第3位!岩崎書店のはれときどきぶた
第4位!童心社のおしいれのぼうけん
第5位!偕成社のからすのぱんやさん
第6位!偕成社のともだちや
第7位!ブロンズ新社のビロードのうさぎ
第8位!岩崎書店のとしょかんライオン
第9位!あすなろ書房のおじいちゃんがおばけになったわけ
第10位!偕成社のちか100かいだてのいえ
低学年の絵本が嫌いな子供でも、もちろん絵本が大好きな子供でも楽しく読める絵本を集めてみました。
読書感想文や、読み聞かせなどにも利用してみてくださいね。