ブラックペアン第1話では渡海(二宮和也)が凄腕の外科医だということがわかりました。手術の場面もリアルでしたね!

ブラックペアンは始まったばかりで謎だらけです。渡海の持つペアンの写ったレントゲン写真は誰の写真なのか?

渡海に振り回されっぱなしの研修医・世良(竹内涼真)はどうなってしまうのか?

ブラックペアン4月30日第2話のあらすじを紹介します!


 


ブラックペアン4月30日第2話のあらすじは?

自信を喪失した世良

高階(小泉孝太郎)は最新医療機器スナイプの使用後に術後トラブりを起こした為2例目の手術を行えずにいた。

また、研修医の世良(竹内涼真)も渡海(二宮和也)がいなかったら自分の患者である皆川を殺していたかも知れないと自分の不甲斐ない姿に落ち込み縫合の練習をしていた。

悩む世良

そこへ心臓の病を抱えている小山兼人(島田洋七)が腹部大動脈が破裂しかけて運ばれてきた。世良は渡海を探すが見あたらず自分でなんとかしようと意を決して手術室へ向かう。しかし世良は自分には出来ないと自信を失う。

しかし、手術室へ入ると既に渡海が小山の手術を手際よく行っていた。渡海は最後の縫合を世良にやってみろと言う。躊躇する世良に
「俺を見返したいならやれよ!」
と声を荒げる渡海。縫合なら何度も練習しているから大丈夫だと世良は自分に言い聞かせ縫合をはじめる。しかし止血をしていたペアンを外した瞬間に血が吹き出す。渡海は
「1人殺したな、、、いや、2人か?」
と笑みを浮かべて世良に言い淡々と縫合し無事に手術を終わらせる。

手術中の渡海

オペ室を出て行く渡海に高階は
「患者の命を何だと思ってるんだ!?」
と問うが、渡海は
「見てたのなら貴方がやってくれたらいいのに。」
と言って部屋を出る。

高階

手術がトラウマになってしまった世良は研修先変更希望届を手にとっていた。

スナイプ手術

翌日、小山は
「仕事の納期があるので退院する」
と言って聞かないでいると根本的な手術を必要とする小山に渡海は
「退院したら死にます。手術をしても生きるか死ぬか、手術は博打だ。」
と言って部屋を出ていく。
小山は佐伯教授(内野聖陽)の手術を待つ事にしたが佐伯の手術を待つ患者が多く2ヶ月待ちくらいになるという事を知る。
高階はスナイプでの手術をさせて欲しいと佐伯に言う。
佐伯は条件付きでスナイプの使用を許可。
佐伯が出した条件は高階以外が執刀医として執刀する事と、高階はオペ室に入らない事。
高階は条件を承諾。
誰にでも安全に使用できると言う事を実証する為にも高階の入室を禁止としたのだった。
佐伯は世良にやってもらおうと言うが高階は執刀経験のあるものでお願いしたいと言う。
高階はスナイプの使用許可の説明を小山夫婦に伝えに行く。
「実験台になるのか?」
と不安な様子の小山。

そこへ治験コーディネーターの木下香織(加藤綾子)が説明の為に現れ患者にはスナイプ手術は治験扱いになる為協力費が支払われると言い300万の小切手を小山に渡す。

加藤綾子

佐伯の部屋に木下が現れる。
佐伯は小山がスナイプ手術を承諾したそうだねと話す。
木下は病院側にも2000万の協力費が入るので佐伯に損は無いと説明。佐伯は、スナイプ手術が成功すれば理事長選で戦っている西崎(市川猿之助)の論文の材料となり西崎のインパクトファクターが上がる事で票が動く事を問題としていた。

外科教授である黒崎(橋本さとし)から小山の手術の執刀医が発表された。

執刀医は外科医の関川文則(今野浩喜)

第1助手に外科医の垣谷雄次(内村遥)

そして第2助手に世良。

世良は何故自分なのかと黒崎に言うのだが、勉強のつもりで参加しろと言われる。
翌日から高階によるスナイプの使い方のレクチャーが始まった。
しかし自信を無くしている世良は高階に自分をおろして欲しいと頼む。

高階と渡海の賭け

外科医を辞める気なのかと聞く高階に世良は

「僕なんかが外科医になったら本当に人を殺してしまう」

と涙をこぼす。
高階は5本の指を見せ、自分がこれまでに殺した数だと教える。

「救えない命があったからこそその千倍もの命を救う義務がある、一度外科医に関わったからには逃げ出せない」

と言って励ます。

高階は「渡海は患者は救っているが医師を殺していたら未来に救えていたはずの患者を殺している事になる」と伝える。

しかし渡海は「未来に殺していたはずの患者を救ってるんだ。腕の良い医者は何をやっても許される。腕の無い医者は死んだら良い。」
と言うのだった。

渡海腕がない医者は死んだら良い

高階は賭けをしませんかと切り出し、世良が外科医を辞めるか辞めないかでお互いのクビと退職金1000万円を賭けよう、世良の外科医としての未来を信じると言い出した。

小山の手術の前日に渡海は世良が持っていた書きかけの研修先変更の紙を突きつける。
理由の欄に記入が無いので今この場で書けばサインしてやると言う渡海。
世良は書き出そうとしたものの書けずにいた。

泣き崩れながら世良は

「渡海先生は何人の人を殺したんですか?命が怖いんです。いけないことですか!?」

と聞くが渡海は

「ゼロだ。俺は誰も殺しちゃいない。泣くほど怖いならもう辞めろ。邪魔だ!」

と言う。

呆然とする世良は自分はなぜ医者になりたかったのだろうと放心状態になる。

泣く世良と渡海

世良の決意

その晩、世良は縫合の練習を遅くまでしていた。

そこへ看護師の花房(葵わかな)が
「私も落ち着かなくて
」とやってきて話しかける。

葵わかなと竹内涼真

「練習だけじゃダメなんです。本番で役にたたないと、もうこれ以上僕には、、、」

と言う世良に

「なら辞めればいいのに、自分が一番怖いとでも思ってるの?」

と話を聞いていた猫田(趣里)が吐き捨てる。

猫田こと趣里

手術当日、小山は妻から離れることもできず世良も手が震えている。
小山が妻を励ましながらも手が震えている事に気付いた世良は、昨日の猫田の言葉を思い出し
「大丈夫ですよ」
と小山の手を取り手術室へ送り出す。

別室ではモニター中継で佐伯や高階、渡海も手術の様子を見ていた。

手術は順調に進んだ。
しかし最後の仕上げの段階で人為的なミスで人工弁が引っかかって落ちてしまう。
どう対処して良いのかわからずに世良は高階をモニター越しに呼んだ。

高階が動こうとすると、佐伯は
「ここから出ることは許さない。その時はあのオモチャは2度と使えないと思え。」

と冷静に言う。
世良は手術室を出て高階を迎えに行くが、佐伯に
「今後スナイプを使用するにあたりこのような事は何度も起きるだろう。その度に君が出向くのか?」
と言われ、高階は教授の言う通りだとその場を動かないでいた。そんな高階に世良は

「患者さんは逃げずに戦ってるんです!逃げているのは貴方でしょう!」

と言い説得するのだった。
手術室に現れた高階が人工弁を摘出しようとするが、出血し血圧も低下。

そこへ渡海が現れ「1000万で助けてやるから辞表を書けよ。」と言い高階と代わり人工弁を取り出しそのまま小山の手術を佐伯式で成功させる。

最後の縫合。渡海は世良に

「お前やれよ」

と任せる。

練習通りに縫合を完成させてペアンを外し出血などもなく
「縫合完了!」
と世良が言うと渡海はオペ室を出た。

手術後、高階は佐伯にオペ室へ行ったことを謝罪しにいった。
佐伯は

「想定内だよ。この世に完璧なものなどない。」

と機械がどれだけ発展しても人が関わる以上ミスは起きる事を高階に告げる。
それでも高階はスナイプの普及を目指していくと言う。

荷物をまとめる高階に世良は本当に出ていくのかと聞く。
高階は君はどうするんだと世良に聞き返す。

世良は研修先変更の紙を破り捨てた。

「どうですか?渡海先生。」

と高階が言うと

「チャラだな」

と一連の流れを見ていた渡海が返答。
世良が外科医を続ける覚悟を決めた事で渡海との賭けが無効になったのだった。

ニヒルに笑う渡海

まとめと感想

今回も二宮が演じる渡海先生から目が離せませんでした!

上からの自信たっぷりな発言や、声を荒げるシーンなどは私だったら耐えれないと思うほど怖く迫力があるものでしたし、世良先生の男泣きにも胸を締め付けられましたね。

世良先生は純粋に患者さんを助けたいという思いで動いているのに、周りは理事長選の争いの為に患者を見世物のようにしていたり、お金で解決しようとしていたりと黒く汚れた世界を見た事によって自分が間違えているのかと悩んでしまったのでしょうね。

ドラマだから面白く見れますがこれが現実に起こっているものだとしたら、自信の無い研修医に無理に手術をさせたりお金を渡されて実券台にされたりするのは怖いと思いました。

渡海先生の下で頑張ると決めた世良先生の今後の成長も楽しみです。