執事西園寺の名推理の第2話が4月20日に放送されました。第1話はリッチなホテルでのスイーツコンテストでの事件でした。
今回は星空が舞台のようですね。壮大な背景の中、どんな事件が起きるのでしょうか?ネタバレ注意です!
執事西園寺の名推理4月20日第2話のあらすじ!ネタバレ注意
衆議院議院・大川龍之介(古谷一行)が、「西園寺一、あの男は危険だ!」と、秘書の水城希(花乃まりあ)に監視を命令。
伊集院家の食堂では、伊集院百合子(八千草薫)が西園寺一(上川隆也)に
「今日はあそこへ行きたいの」
と言います。西園寺の合図で、メイドの板倉明美(池谷のぶえ)と前田美佳(岡本玲)は準備に出ていきます。新米執事の澤田慎次(浅利陽介)は、それを見て慌てますが、西園寺は澤田の側へ行き
「車の用意を」
と囁きます。
所変わって、屋上にある天文台の中で山名進一(平岳大)が天体望遠鏡で空を見て星の話をしています。弟の山名亮司(岡田義徳)は、それを聞いていて、
「それどころじゃないだろ」
と言いますが、進一は亮司に
「スパイの察しはついてる」と
言います。
そこへ百合子と西園寺がやってきます。西園寺は天体望遠鏡にも詳しいようでした。
山名光学工業は亡き伊集院光弥(里見浩太朗)が昔、望遠鏡作りを始めた創業者の祖父に援助していた会社。進一は総務の野島勇作(渡邉紘平)と副社長でいとこの山名裕美(冨樫真)を紹介します。
百合子は、児童養護施設の男の子に夜空の星を見せたいと進一にお願いします。
進一は全面的に協力しますと約束しますが、その夜、進一は天体望遠鏡で月の写真を撮っている時に、金属の道具で殴られ、殺されてしまいます。
次の日、刑事の丸山昭雄(佐藤二朗)、柴田公平(平山祐介)が現場検証をしています。
進一の遺体の側に六角形の台座があり、その一つのネジとその側にもう一つ、血の跡が付いています。進一が指で血を2つ着けたようでした。
「これはダイイングメッセージ?」
柴田が丸山に言います。
そこに西園寺がやってきます。
「なんでこの間の執事?なんでここに?」
西園寺は進一と会う約束をしてここへ来たけれど、なかなか現れず、裕美が進一のスマホに電話すると、スマホはその部屋の書類の下から出てきました。
そこへ野島が、社長が死んでいると知らせに来たのでした。
野島が第一発見者で、西園寺が通報者です。
月の写真は綺麗に撮れていました。
野島は
「スパイの察しがついてると進一が言っているのを聞いてしまった」
と証言します。
ではそのスパイが犯人かと丸山は思います。
百合子は、突然に命を奪われた進一を気の毒に思い、西園寺に
「お願いがあるんだけど」
と言います。
「事件の真相をお知りになりたいと?」
という西園寺に、百合子はちょっと意地悪を言います。
「完璧なあなたの困った顔がおもしろくて」
と百合子。そして、
「やってくれるわね?」
という百合子のに
「お任せください。私はあなた様の執事ですから」
と言って、西園寺は颯爽と山名光学工業へ向かいます。
丸山たちは技術開発部主任の五十嵐勝(森優作)を取り調べます。五十嵐はセキュリティ対策の強化をしない社長の下ではやってけないよね、と疑われます。
西園寺は亮司を呼び出し、進一は星座が大好きで、小さい頃は星座の話ばかりしていたのですねと亮司に聞きます。
亮司は星座には興味はなく、その星をもっと近くで観察したいと思い、望遠鏡の技術開発者になります。
「それが月の役目だから」
と亮司が呟きます。
事件現場の2つの血の跡は、冬の星座のふたご座のポルックスとカストルの兄弟星を書き残したのだと亮司に話します。亮司はそんなことは知らないと去っていきます。
それを裕美が聞いていて、進一と亮司は本当の兄弟ではないことを西園寺に話します。先代は、
「月が輝いて見えるのは太陽が光を当てているから、兄は敬え、兄を支えろ、それが月の役目だ」
と、いつも言っていた、亮司は常に影の役目、進一に不満があったでしょうと言います。
西園寺は、裕美にも社長に不満は無かったのかと聞きます。裕美は、ちょっと動揺します。次の社長はあなたでは?と聞きますが、裕美は慌てて、社長になんかなったら、ますます結婚出来なくなると言い、西園寺に独身かと迫ります。
自分は独身だけれども、生涯を百合子様に支えると伝えます。
そして亮司は
「お前は月だ、山名家の太陽は進一だ」
という父の言葉を思い出して、憤っていました。
丸山と柴田は社長室を調べています。パソコンのロックは安易で、すぐ開けられてしまうのですが、一つだけ、パスワードが分からず、開けられないファイルがありました。
そこで、丸山は従業員全員に、パスワードが分からないファイルがあり、明日、調べるので、それまで社長室には入らないように指示します。
伊集院家に戻った西園寺が百合子にふたご座の2つの星の話をしていると、百合子は何かを感じ、
「月の写真を撮っていたのよね?」
と言います。西園寺はその言葉に、はっと思いつきます。
夜、西園寺と澤田は、進一が撮っていたのと同じ方法で月の写真を撮影してみます。天体望遠鏡にコンパクトカメラを着けて、澤田が撮影しますが、その写真は全部ぶれてしまっています。
なぜ、進一の写真はぶれていないのか?
遠隔操作をしたのではと考え、それを調べるために西園寺は山名光学工業へ行きます。
社長室には覆面の何者かがパソコンを盗みに来ますが、丸山と柴田が犯人を待ち構えていました。
覆面の犯人は窓から飛び降り、柴田も窓から飛び降りますが、柴田は足を痛めて立てません。
そこへ西園寺が来て、覆面の犯人を追いかけ、格闘します。
覆面の犯人は強いのですが、西園寺は互角に戦い、鮮やかに覆面を押さえつけます。そこへ丸山が追い付き、覆面を取ります。
野島でした。
取調で、野島は、進一に使い込みがバレていて、その証拠がパソコンに入っていると思い、盗もうとしたとのことでした。
丸山が取調室を出ると西園寺が待っていて、進一のスマホを見せてもらえないかと言います。
丸山はダメだと言います。
そこへ丸山の上司がきて、「犯人と格闘して捕まえたんだって!そんなに出来る男だと思ってなかった!」と誉められます。
西園寺が手柄を丸山のものにしてくれたようです。
その借りを返すということで、丸山は西園寺に、進一のスマホを渡します。場所は警察の道場で、二人は正座で向き合っています。
西園寺は丸山に「このパスワードを試してください」とメモを渡します。丸山は必要ないと、メモをくしゃくしゃにして持ち帰ります。
西園寺はスマホの中に、カメラのシャッターを遠隔操作するアプリと、スマホの中の写真を見て、事件の真相を掴みました。
西園寺のくれたパスワードでロックは解除されます。丸山は道場に戻りますが、西園寺の姿はなく、進一のスマホと丸山宛の手紙が置いてありました。
西園寺は百合子に犯人が分かったことを伝えます。
そして、事件現場で西園寺は事件の真相を話します。
ぶれずに写真を撮るためにスマホのアプリを使っていたのに、翌朝スマホが社長室にあったのは、犯人がスマホの中の証拠を削除するために、スマホを屋上から移動させたと説明します。
西園寺は亮司に
「兄のカストルを殺したのは誰でしたか?」
と聞きます。
「分からない」
という亮司に西園寺は
「お兄さんは星座の話を沢山してくれました。思い出してください」
と言います。
亮司は進一の話を思い出します。兄のカストルを殺したのは〈いとこ〉でした。犯人はいとこの裕美でした。
裕美は違うと言い張ります。スマホの証拠の写真は削除されています。しかし、
「証拠はまだあそこにございます」
西園寺は手を上げ、空を差します。上を見る亮司。そこには雲があります。そこへ丸山と柴田が駆けつけます。
雲はクラウド、クラウドというデータの保管庫があります。
進一はデータは全てクラウドに保管していました。丸山はクラウドから、裕美が削除した写真を、西園寺に頼まれ、持ってきていました。
しかしそれは、スパイの証拠であって、殺してはいないと裕美は言い張ります。
しかし、西園寺はスマホの写真の裕美のスカーフを見ていました。いつもしていたスカーフをしていない。西園寺はそのスカーフをクリーニング店から取り戻していて、そのスカーフには血がついていました。スカーフは恋人からの贈り物でした。その恋人はライバル会社のスパイで、その男に情報を渡している写真を進一に撮られ、男を訴えると言われ、進一を殺し、写真を削除したのでした。
裕美は10年ぶりにできた恋人を失いたくなかったのです。
西園寺は亮司を、百合子が開く〈星を見る会〉に誘います。
百合子は亮司に、進一がふたご座の兄弟星を書いたのは犯人を指し示すだけではなかったのだと言います。
西園寺は亮司に、唯一開かなかったパスワードを渡します。亮司にしか分からない難しいパスワードでした。
亮司が国家プロジェクトに参加出来るよう進一は方々に働きかけていました。
「亮司を輝かせるのは僕の仕事ですから」
と。
兄のためにも一人でも輝いて見せると亮司は誓います。
大川は、光弥と両手で握手をしている写真を見つめ微笑みます。そしてその横にはユリの花が飾られています。
あらすじのまとめと感想
ダイイングメッセージ。推理小説によく出てきますが、今回のダイイングメッセージは星座でした。
犯人や被害者を取り巻く環境から考えると『星座』は当然ですよね。
星の話と兄弟の事情などが絡んでいて面白かったですよね。
今回の西園寺は、なんと言っても格闘シーンがかっこよかったですね!本当に何でもこなす執事なのですね。
次は何をやってくれるのでしょうか?そして百合子の人を思う気持ちにも、また感動しました。
大川との関係も気になります。西園寺は危険な男なのでしょうか?
ところで、男子ごはんに出ている栗原心平さんが出ていましたよね♫