あなたには帰る家がある(あな家)」始まりましたね。
最初からドロドロの予感がしますね。かなり楽しみでした。

では、あな家第1話のあらすじと感想始めます。


 


互いに我慢している結婚生活

4月13日の金曜日。真弓(中谷美紀)と秀明(玉木宏)の13回目の結婚記念日。
真弓は秀明の好物のメンチカツを揚げていた。
秀明はホテルでよその女を抱いていた…

1313ホテル

真弓は28日の賞味期限のハムを朝食にだした。
秀明はハムの賞味期限が気になっていた。
一方、真弓は一人娘の麗奈の入学式が終わったあとお祝いに鉄板焼を食べに行きたいから予約をどうするかと秀明に聞いていたが秀明は全く頭に入っていない。
冷蔵庫まで期限チェックをしに行っていた。

真弓は、秀明の態度が頭にきていた。『カレーショップこまち』で賞味期限チェックに始まり、性格の細かさについて文句を言っている。
こまちの店長の三浦圭介(駿河太郎)は真弓の高校の陸上部の後輩で、秀明の大学の同級生だった。
その夜、秀明も、カレーショップで真弓の家事が雑だと文句を言っている。

カレー屋で文句を言う真弓

圭介はそれだけ一緒にいるんだから、夫婦になってよかったことってないのかとそれぞれに問いかけるのだが、真弓はなかなか思い付かない。
秀明は精神力が鍛えられる!と即答した。

娘の麗奈の中学入学

真弓はああ、終わったと感傷にふけっていた。
今まで塾のお弁当を作り、夜食も作って頑張った努力が報われたと。

しかし、秀明は、がんばったのは、麗奈だと心で思っていた。
それが伝わったのか「パパは人事だもんね」と真弓に嫌みを言われた。

入学式の真弓と秀明

入学式後、麗奈は鉄板焼を食べずに友達と帰ると言う。
真弓は仕方なく、秀明と二人で鉄板焼を食べるつもりだったが、鉄板焼の話を聞いておらず、仕事で戻るという。
結局真弓は一人で帰宅した。
やっと入学できた。
入学がゴールだと思っていた真弓はあとは何をしていいかわからなかった。

会社に戻った秀明は、ノルマを10棟と掲げていたが、去年は5棟しか売れていない。
上司の竹田(藤本敏史)は、査定が心配だといい始めた。

佐藤秀明が展示場で営業していると、茄子田綾子(木村多江)がやってきた。

綾子と秀明

綾子はキッチンを見たあと、秀明と夫婦の会話ごっこを始めた。
綾子から献立を考えてほしいと言われ、秀明は好物のメンチカツと答える。
二人で楽しく笑い合っていると茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)が、「おい」と声をかけた。
濡れた手を幽霊のようにたらしている。綾子は慌ててハンカチを出す。

横柄な態度で書類を面倒そうに記入する太郎。
秀明との会話にもいちいち刺がある。家を買うのも今すぐではない。
そこへ森永桃(高橋メアリージュン)がお茶を持って入ってくると、太郎の態度が急変し、機嫌がよくなる。
ベタベタ握手をしている。

買い物帰りに真弓は、旅行代理店の頃の同僚愛川由紀(笛木裕子)と偶然再会した。
そして、カレーショップに行く二人。
真弓は娘の中学受験が終わって夢がかなって一安心だと由紀に話す。
それは娘の夢であり、真弓は今幸せなのか?と由紀は問いかけた。

その夜、真弓は秀明に由紀から職場復帰進められたことを伝えたが、何かとネガティブな言葉で返してくる。
頭にきた真弓は仕事復帰して秀明より稼いでやると宣言した。

真弓の仕事復帰

そして『ラク旅コム』に、真弓が復帰した。

真弓仕事復帰

小島希望(トリンドル玲奈)が、真弓に仕事の流れを教えてくれることになった。
さっそく会議に参加するが、昔とやり方が全く違う。。。
PDFでデータを送ってほしいと言われるが真弓には何を言っているのか全くわからない。

真弓にパソコン操作をさせてみるとエラーの連続で小島の手を煩わせることとなった。

そこへお客の日本コミュニケーションスクールの平尾(峰竜太)がやってくる。
真弓が対応しようとしたが小島がさっと替わり真弓には退社するように伝えた。

真弓は帰りにカレーショップこまちに行き、浦島太郎だったと落ち込んでいた。
が、秀明を見返すために負けずに働いて秀明より稼ぐと再び心に誓う。
夜、帰宅した秀明はあえて真弓に仕事の事を何も聞かなかった。真弓は言いたくて仕方なかったが…

秀明は、茄子田家に営業にいくと、食事時だったので太郎の両親とともにごちそうになることになった。

太郎と秀明と綾子

床下の糠漬けをとっているスカートの裾を秀明はチラチラ見ていた。
そこへ茄子田太郎が帰ってきた。
「遠慮するな、見たいものはどうどうとみろ」
と意味深な発言をする太郎。今の家が古いという話をすると、
「よーく見てくれ、隅々まで」
と綾子の事を見てくれと言わんばかりですごんできた。

太郎は新しい家の話をして、
「お前ら幸せだな。誰のおかげだ?」
と綾子に問い「あなたのおかげです。」と答えさせる。
そこへ綾子は、秀明が食べたがっていたメンチカツを出してきた。

帰り際、綾子は秀明に太郎の態度を謝った。
そして、庭の花の話から秀明の好きな映画の話になり、綾子と秀明はインドア派だという共通点を見つけた。楽しそうにする二人。
その様子を、窓の隙間から太郎が見ていた。

一方、真弓の職場に平尾が、怒鳴り混んできた。
真弓が、個人情報を一斉送信してしまったからだ。昔と同じやり方でやった結果起きたミスだった。
由紀からは
「若い子のミスは、笑ってもらえるけど、おばさんのミスは笑ってもらえないよ。お疲れ。」
と言われ、謝りにも行かせてもらえなかった。

真弓は、帰宅が遅れた。
秀明は先に帰っていたが、テレビを見ていただけで洗濯物も片付けていなかった。
カレーショップのカレーを買ってきたと知ると、いつも食べているからいらないと秀明は言った。
真弓は仕事で辛かった気持ちも重なり秀明と口論となった。真弓は
「いつも自分のことしか考えていないよね!家族のことなんて何にも考えてない!」
といい放つと、怒って立ち上がったが、秀明はふっと笑い出す。
秀明に携帯電話がかかってくる。仕事だと出かけて行く秀明。
真弓は、一人でカレーを食べて、泣いていた。

茄子田綾子への憧れ

呼び出した相手は茄子田太郎。スナックで飲んでいた。
太郎はホステスにセクハラをしている。
秀明はつくづくなんで綾子はこんな男と結婚したのだろうと思っていた。

秀明は結婚のなれそめをきいた。
太郎は、見合いだったんだけど、一目ぼれで相性がいいから2回目のデートでガキ作っちゃってと話し出し、自分もそうだと答えた。
太郎がカラオケをしている間に秀明は酔いが回ってきた。

秀明は、文句を吐き出す。

こどもができていなかったら、俺の人生変わってたんだろうか。
娘が憧れの制服着てニコニコしてたら何だってしてやりたいと思っているのに嫁は家族の事を何にも考えていないと言う。

秀明は「あの家には帰りたくない」と言いながら酔いつぶれてしまった。

秀明は柱時計のおとで目がさめる。綾子の声。
「大丈夫ですか?」

どうやら茄子田家にいるらしい。
ズボンまで脱いでいたので恥ずかしそうにしていた。
水を持ってくるという綾子に秀明は抱きついた。

「綾子さん、本当に幸せなんですか?」

そう聞かれると綾子も秀明の首に手をまわして抱き合う。
キスしようとするが、足音がして、あわてて二人は離れる。

秀明は、我に返り
「お邪魔しました。失礼します。」
と、帰って行った。綾子はまだ呆然としていた。
秀明は、結局その日、家には帰ってこなかった。

翌日、展示場の家に秀明はいた。
秀明は綾子の事を思い出していた。そこへ茄子田太郎がやって来た。
太郎は
「お前、何も知らないと思ってるんだろう?」
そう、言われどぎまぎしていると
「お前の所で家を建てる事にした。なんだか、お前が哀れになってな。家に帰りたくない男が、家を売っているんだから。うちはよそより、かなり幸せなんだな。我が家の芝生は青い。」
そう言い残して太郎は去っていった。
綾子との事はばれていなかったのだ。

カレーショップで秀明は圭介と話している。圭介は『真弓がカレーを持ち帰った日は落ち込んでいた。結婚記念日くらい、話聞いてあげないと、一番近い人にわかってもらえないのは切ない。』と秀明に伝えた。

娘の麗奈は秀明が帰ってこなかった事で元気がないと思い、真弓をランニングに連れ出した。
麗奈は、どうして結婚したのかと切り出した。
「パパは、ちゃんとやってる。抜き忘れたコンセント抜いたり、合格祈願のお守も買ってきてくれた。パパ優しいよ。怒ったらかわいそう。」

そんな話から昔、ローマの休日をみて、真弓がボロボロに泣いて、それを見た秀明が、ゆっくり話さないかと誘われたのが馴初めだと話した。

秀明もその頃、漫喫で、ローマの休日を見ていた。

二人ともであった頃の事を思い出していた。

「僕、多分、初めて思いました。この人のこと守ってあげたいなって。また会ってくれませんか。」
と、二人で手を繋いで帰ったあの日のことを。

麗奈に置いていかれた真弓は、昔、秀明と会ったカフェの前にいた。
そこに、秀明がやって来た。

昨日、秀明は漫喫にいたことを聞き、真弓に久しぶりの仕事に無理をするなと声をかけた。もう手は繋がなかったが同じ方向を向いて家に帰った。

4月13日金曜日 13回目の結婚記念日

翌朝、秀明は、皿を洗って出勤していた。少しはわかってくれたみたいだった。

真弓は小島希望とともにバスツアーの添乗をしていた。
平野はことあるごとに希望にベタベタセクハラをしていたので、真弓は二人の間に割って入って希望を助けた。
希望が会社でお礼を言うと、真弓は「こんなことでしか助けられないけど、これからも迷惑かけるけどよろしく」と伝える。
少し関係がよくなった。全てがうまくいっているようだった。

秀明は「今から帰る」と真弓にメッセージを送った。
強い雨が降って来ていた。
秀明が車で帰ろうとすると、茄子田綾子が買い物帰りで濡れているのが見えた。
綾子を車に乗せて、送って行くことにした。
この角を曲がれば綾子の家。
右向きのウィンカーをカチカチ鳴らして、信号を待っていた。

二人の時間の終わりを告げるカウントダウンのようだった。

雨

綾子は少しうつむいていた。綾子は
「この前、聞きましたよね?幸せですかって?佐藤さんはどうなんですか?」
と切り出す。
「幸せです」
秀明はゆっくりと答えた。
綾子は
「私、幸せです。でも…寂しい。」

その言葉で秀明のスイッチが入った。
秀明はウィンカーを消し、アクセルを踏んで直進した。
そしてホテルに向かった。
秀明は抑えられない気持ちと今の状況への恐れからかカードキーがうまくささらず部屋の前で落としてしまった。
「カッコ悪いですよね。俺。」
カードキーを拾う秀明の頬に綾子はそっとキスをする。
そのあと、二人は部屋に吸い込まれていった。部屋番号は「1313」

真弓は花屋に寄って花を買い、大慌てで家に帰ってきた。バタバタと夕食の準備をしていた。

そして
4月13日の金曜日。13回目の結婚記念日。
真弓は秀明の好物のメンチカツを揚げていた。
秀明はホテルでよその女を抱いていた・・・・・・・

綾子と秀明1313号室前

まとめと感想

第1話からガッツリ不倫してますね。
この先バレて別れるのかどうかが気になります。
茄子田太郎は嫌なやつだと思っていましたが、秀明に同情するような心も持っていたことが意外でした。
同情と見せかけて綾子との事を監察するのかもしれませんが…

綾子も秀明を誘っている感じありますね。実は一番怖いのかもしれません。

ドロドロ劇がかなり気になる「あな家」次回も好ご期待です。