妊娠初期は赤ちゃんの体の大事な器官が形成される時期だとよくいいますよね。

私はつわりが酷いので食べ物や飲み物を気にする余裕がありませんが、せめて風邪をひかないように気をつけていました。

が、つい最近子供が喉の風邪を引いてしまい、子供が治ったと同時に私も風邪を引いてしまいました!

風邪

妊婦なので、薬を何でも飲んで良いわけじゃないですよね。

そこで今回は妊娠初期の喉の痛みに薬を飲んでも良いのか、また喉スプレーや喉あめも良いのか気になって調べてみたので紹介します。


 


妊娠初期の喉の痛みに薬を飲んでも良いの?

最初に妊娠初期の喉の痛みに薬を飲んでも良いのか調べてみたので紹介します。

ままのてサイトの産婦人科医杉山太郎さんは妊娠初期の薬の服用について以下のように話していました。

喉に痛みを感じたら早めに薬を服用するか悩む人もいるかと思います。
しかしお腹の赤ちゃんの体の器官ができてくる妊娠初期は薬の服用を控えるべきといわれています。
薬を服用することでお腹の赤ちゃんの体のつくりへの影響や、お腹の赤ちゃんの胎盤を通じての影響が心配されるからですね。

 

つまり妊娠初期に風邪薬を飲むのはやはり控えた方が良いとのことなんですよね。

日本産婦人科医会先天異常委員会委員の山中美智子さんが書いている「妊婦の薬物服用」という記事には薬を飲んだ場合の胎児の影響が簡単に以下のように書いてありました。

お腹赤ちゃん

・妊娠4週未満に薬を服用した場合
→受精卵が上手く着床できなかったり、流産してしまう可能性がある。

・妊娠4週~妊娠7週
→胎児が奇形を起こすか最も大事な絶対過敏期といわれている。
なるべく薬は控えるようにしてください。

・妊娠8週~妊娠15週
→胎児の器官の形成は終わっていて絶対過敏期は過ぎている。
しかし奇形を起こす心配がなくなったわけではないので、薬の服用は気をつけるように。

 

ちなみに妊娠4週から妊娠7週は胎児が奇形を起こすかどうか大事な絶対過敏期といわれているとのことですが、妊娠しているって気づかない人も多いですよね。

私は不妊クリニックに通っていたので、排卵日なども調べてもらっていたので早期に妊娠に気づくことができたと思います。

それでも妊娠がわかったのは6週でしたし、私は喉が弱くて妊娠超初期にも薬は何かしら服用してしまっていたと思うんです…。

日本産婦人科医会先天異常委員会委員の山中美智子さんは、すでに薬を服用してしまった場合について以下のように話していました。

多くの薬は赤ちゃんに対しての影響はあまり心配ないです。
通常、数%は生まれもって形態の異常を持った赤ちゃんが誕生しますが、多くの場合原因不明で薬を服用していてもその薬のせいとはいえません。
薬について気になる場合は主治医によく相談してみてください。

 

そうですよね。赤ちゃんに何かあっても薬のせいかはわかりませんよね。

ちなみに私は喉の痛みが酷く、イガイガするので耐えられず、産婦人科に電話をしたのですが妊娠初期だということでやはり薬は出ませんでした。

妊娠初期で喉が痛い場合は、まずは主治医に相談してみることが大事ですね。


妊娠初期の喉スプレーや喉あめは良いの?

最後に妊娠初期に喉スプレーや喉あめを使って良いのか調べてみたので紹介します。

妊娠初期に喉スプレーは使える?

喉スプレーはいろいろ種類がありますが、やはり妊娠中は使用できないものが多いですね。

必ず説明書を読んだり医師に確認をしてください。

例えば小林製薬ののどぬーるスプレー。

のどぬーるスプレー

楽天やアマゾン、スーパーや薬局などでも売っていますが、小林製薬の公式サイトに以下のように書いてありました。

妊娠していると思う人、または実際に妊娠している人は使用を控えてください。
長時間使用すると胎児にヨウ素(ヨード)が移動する可能性があります。

 

ヨウ素(ヨード)を過剰に摂取しすぎるとどんな影響があるのか、北品川藤クリニックの院長のブログに以下のように書いてありました。

こちらが北品川藤クリニックの院長のブログです↓
北品川藤クリニック院長のブログ

胎児や新生児は大人と同じ量のホルモンを日々つくっていますが、ヨウ素の感受性がとても高く敏感であると考えられています。
妊娠中に母親が過剰にヨウ素を摂取したりするとお子さんが甲状腺機能低下症になりやすくなります。

実際に胎児に大きな甲状腺腫ができたという症例報告が日本の論文でもありました。

 

喉スプレーには結構ヨウ素が使用されている場合が多いので、やはり使用には気をつけなければいけないですね。

ただ喉スプレーにもヨウ素を使用していない喉スプレーもあり、病院からも使用しても良いといわれているものもあります。

喉スプレーを使いたい人は妊娠中も使えるものを使用すると良いですね(^^)

ちなみに小林製薬ののどぬーるスプレーも全てが妊娠中使えないというわけではなく、こちらの「のどぬーるスプレークリアミントa」は妊娠中も使用できると公式サイトにも書いてありますよ。

のどぬーるスプレークリアミント

「のどぬーるスプレークリアミントa」はヨウ素を使っていないので、使用できるそうです(^^)

妊娠初期にのど飴は使える?

のど飴も調べてみると、全てののど飴を食べても良いというわけではなさそうです。

のど飴も説明書きを見ると以下の3つに大体わかれています。

・食品のど飴
・医薬品のど飴
・医薬部外品のど飴

 

1つずつ妊娠初期に食べても良いのか調べてみると以下のとおりになります。

食品のど飴

食品のど飴

食品のど飴は医学的な有効成分はなく、はちみつやメンソールが含まれたりしていて「のどがスッキリする」程度です。
食品のど飴は妊娠初期になめても問題はありません。

 

医薬品のど飴

浅田飴

医薬品のど飴は治療を目的としたのど飴となっていて、中には厚生労働省が効果を認めているものもあります。
医薬品のど飴は裏面に大体「妊娠中の方は服用前に医師や薬剤師に相談してください」ということが書いてあります。

効果はあると思うのですが、医薬品のど飴は必ず医師に確認をしてくださいね。

 

医薬部外品のど飴

医薬部外品のど飴妊娠初期

医薬部外品のど飴は医薬品のど飴より効果が薄くいものが多いです。
医薬部外品のど飴は特に妊娠している人が服用をしないようにという注意書きはありません。

気になる場合は一度医師に相談をしてくださいね。

 

私は結局、喉が痛い間うがいをしたり、喉を温めたりして過ごしました。

あとははちみつが含まれたのど飴を食べて家の中でもマスクをして過ごし、2週間くらいでやっと治りましたね。辛かったです。

はちみつキャンディ
 
 

以上、今回は

  • 妊娠初期の喉の痛みに薬を飲んでも良いの?
  • 妊娠初期の喉スプレーや喉あめも良いのか調べてみた!

について紹介しました。

妊娠初期はやはり大事な時期なので、薬や喉スプレーも何でも使って良いというわけではないんですよね。

喉が痛い場合はなるべく医師と相談しながら自力で治すようにしましょうね。