この間、久しぶりに友人と会いました。
私は遠方だったので結婚式に参加することができなかったので、結婚式の写真を見せてもらいました。
全てキレイでステキな写真だったのですが、気になったのが傘です。
「この傘って何ていう名前なんだろう?」と調べてみたら、番傘、唐傘、蛇の目傘などの謎な言葉がたくさん出てきました!
そこで今回は番傘・唐傘・蛇の目傘の違いや総称は何というのかについて紹介します。
また通販で番傘や唐傘、蛇の目傘を購入するとなると値段が安いのか、壊れた場合の修理方法についても紹介したいと思います。
番傘・唐傘・蛇の目傘の違いや総称
最初は番傘・唐傘・蛇の目傘の違いや総称について紹介します。
1つずつ說明をしていきますね!
・番傘(ばんがさ)
番傘は30本前後の竹の骨を使用して、そこに和紙を張った傘のことをいいます。
昔は商売をしている人が、雨が急に降ってきた時などにお客さんに貸し出す傘として使用していたんですって。
お客さんに貸し出すための傘として、傘に番号を書いていたことから「番傘」と呼ばれるようになったそうですよ。
番傘は安価で、粗末な傘だったそうです。
そうですよね。お客さんに貸すための傘にお金をかけていられませんもんね。
安価で粗末だっただけに、防水効果はあるものの、重くてすぐに壊れてしまっていたんですって!
・唐傘(からかさ)
唐傘は番傘や蛇の目傘の元となる傘です。
昔のまだ傘が日本になかった第29代天皇(欽明天皇)の時代に、中国大陸から輸入されたのがこの唐傘だったそうですよ!
欽明天皇の時代を調べてみたら539年頃。かなり昔に傘は輸入されていたのですね。
作りは番傘と一緒です。
傘がなかった時代に、傘が中国大陸からきたわけですから、最初に見た人は驚いたでしょうね。
実際、傘が閉じたり開いたりすることから「からくりみたいだ!」と思った人達が「からくり傘」と呼ぶようになり、それを縮めて「唐傘」と呼ぶようになったといわれています。
ちなみにこの「唐傘」の「唐」という漢字は「唐の国から来たからくり傘」という意味で「唐傘」という字になったそうですよ!
その後、時代を経て、番傘や蛇の目傘と呼ばれるようになったようです。
・蛇の目傘(じゃのめがさ)
蛇の目傘は江戸時代に誕生した傘です。
傘の中央を白くしていて傘を開いた時に、蛇の目の家紋(蛇の目紋)に見えるように作ったことからこの名前がついたといわれています。
蛇の目の家紋は蛇の目をモチーフにして作られた家紋だそうです。
番傘も唐傘も蛇の目傘も総称して「和傘」と呼びます。
ちなみに和傘は雨の日に使用して傘を畳むと、傘の内側に水がたまる仕組みになっているんですって。
傘の内側に水をためることで、周りに雨水を飛び散らせないようになっていたそうですよ。
その代わり虫食いや湿気などがおこりやすくなり、早く壊れてしまっていたそうです。
私は知らないことだらけだったので、とても勉強になりました。
番傘・唐傘・蛇の目傘の通販は値段が安いのか
次は、番傘・唐傘・蛇の目傘の通販は値段が安いのかについて紹介します。
昔は番傘、唐傘、蛇の目傘は安かったかもしれませんが、現代では和傘は普通の傘よりも値段が高めです。
普通の傘なら100円均一にも売っていますよね。
和傘は100円ショップなどでは見たことがないです。
和傘の値段はかなり幅広いですね。
安くても大体3,000円前後からとなっているようです。
しかし、楽天などの通販では難アリの和傘なんかも安く販売していたりします。
楽天でこちらの和傘は1,900円です。
難アリといってもあまりわからない感じですね。
「そもそも和傘が欲しいけど、和傘が販売しているお店ってなかなか周りにはない!」という人も多いのではないでしょうか。
私の住んでいる場所も和傘自体売っているお店は見たことがないですね。
どっちにしろ通販の方が簡単に安い商品が手に入りそうです。
ちなみに唐傘も番傘も蛇の目傘も全て大体3,000円前後で販売していますよ。
番傘・唐傘・蛇の目傘の修理は?
最後は、番傘・唐傘・蛇の目傘の修理はどうするのかについて紹介します。
「番傘、唐傘、蛇の目傘を購入して使用したものの壊れてしまった。」という人もいるかもしれませんね。
和傘は使っているうちに和紙が破れてしまったり骨が折れたりしてしまうことがあるようです。
修理する場合は、多くの人が修理をしてくれる業者さんにお願いするそうです。
しかし修理金額を調べてみた所、なんと20,000円前後料金がかかってしまいますよ!
和傘の骨が折れている場合は修理業者さんでも修理ができないそうなんです。
和傘の修理をしてくれるお店自身、「修理をした方がお金がかかってしまうので、新しい傘を買った方が良いですよ。」と話している場所もあります。
修理をお願いすると高いんですね。驚きました。
もし和傘の和紙が少し破れた程度なら自分で修理をすることも可能だそうですよ。
和傘を自分で修理する方法も紹介しますね。
和傘を自分で修理する方法
・和傘と同じ色の和紙
※和紙は習字などに使用する破れやすい紙ではなく、丈夫な和紙を用意してください。通販などにたくさん種類があります。
・ヤマト糊
※インターネットなどでも70円程度で販売していますよ。
和傘の修理の方法はとっても簡単で、和傘の破れ部分にヤマト糊をつけて、和紙をはるだけです。
和紙を貼るとすぐは紙がたるんだりしますが、糊が乾くとピント張ってくるそうですよ。
自分で修理できるなら1番手っ取り早いし、安く済みますよね。
以上、今回は
- 番傘・唐傘・蛇の目傘の違いや総称
- 番傘・唐傘・蛇の目傘の通販は値段が安いのか
- 番傘・唐傘・蛇の目傘の修理は?
について紹介しました。
私は番傘・唐傘・蛇の目傘の違いが全く分からなかったので勉強になりました。
和傘の値段も高めですが、日本人らしくてステキですよね。