4月13日、夜8時から、テレビ東京にて、『執事西園寺の名推理』が始まりました。
上川隆也さんの執事ぶりはかっこよかったですよ。
第1話のあらすじと感想を紹介します。(ネタバレ含む)
執事西園寺の名推理4月13日第1話のあらすじは?(ネタバレあり)
伊集院家の朝
伊集院邸の朝。
執事の西園寺一(上川隆也)が、西園寺の仕える奥様の伊集院百合子(八千草薫)を起こしに行きます。懐中時計できっかり7時半。
伊集院家の台所では、新米執事フットマンの澤田慎次(浅利陽介)が食器を割ってしまい、メイドの前田美佳(岡本玲)に怒られています。
ベテランメイドの板倉明美(池谷のぶえ)が、二人をなだめます。
そこへ西園寺が来て一言ぴしゃり。
「奥様の朝食の最中です」
ホテルのスイーツコンテスト
朝食後、百合子はホテルで開かれるスイーツコンテストに行きたいといいます。
百合子のもとに差出人の書いていない招待状が届いていたからでした。
百合子は『多分この招待状の送り主は奥村香澄(内山理名)からだ』と言います。
奥村香澄とは昔、伊集院家が支援したことがある女性でした。
西園寺はちょっと疑問を感じている様子。
西園寺と百合子はホテルのスイーツコンテストに行きます。
このホテルは百合子の亡き夫・光弥(里見浩太朗)がひいきにしていたホテル。
支配人の乙坂賢太郎(おかやまはじめ)が西園寺と百合子を案内します。
会場では、テレビ局がスイーツコンテストに参加するパティシエを紹介していました。
紹介されていたのは
人気スイーツ店の代表パティシエ・青木俊彦(葛山信吾)、
テレビで人気の錦野省吾(西村和彦)
の3人。
そして、百合子は香澄と再開し、招待状のお礼を言いますが、西園寺は、『香澄の反応が少し違う』と感じました。
香澄は青木の店のマネジメントをしていますが、何かギクシャクしています。
そこへ世界的な菓子メーカーの令嬢、後藤美幸(今村美乃)が青木に親しげに言い寄って来ます。
錦野は、それを羨ましがり、あれこれ言い続けますが、乙坂が
「スタッフがお待ちです」
と錦野をいさめます。
錦野のスタッフの一人、水野修平(水澤紳吾)がマドレーヌの焼き具合を見てくると錦野に言い、厨房に行きます。
錦野はエレベーターに乗ります。
ホテルの部屋で百合子は錦野の店のマドレーヌを食べます。
「このマドレーヌは群を抜いて美味しい」
と言います。
そして、1階の備品倉庫で錦野が刺殺体で発見されました。
殺人事件
刑事の丸山昭雄(佐藤二朗)、柴田公平(平山祐介)、樋口亜矢(桜乃彩音)が到着し取り調べが始まりました。
調べていくと、厨房の青木のバッグから血の付いたナイフが発見されました。
ホテル内の防犯カメラに映っているのは青木だけ。
刑事たちは青木が犯人であると断定しました。
しかし香澄の様子を見て、百合子は青木が犯人だとは思えませんでした。
百合子は西園寺に
「本当のことを知りたの。」
とお願いします。
西園寺は
「主の願いを叶えるのが執事ですから。」
とホテルの中を調べ始めます。
西園寺は澤田を非常階段の1階から10階まで走って登らせたり、リネンの集積所を見たり、と事件解決に動き出します。
そしてフランス語でピエールと話をした結果、錦野は人のレシピを盗んでいるという情報をつかみます。
その間に、百合子はスイーツコンテストの部屋で香澄と話をしていました。
香澄は青木と付き合っていたが、コンテストの準備で2ヶ月前から喧嘩してそれっきりとのことでした。
青木の取り調べが過酷になっていく中、西園寺はホテルの廊下を見つめ、乙坂から宴会の手配書を見せてもらい、考えます。
この時西園寺は事件の真相を解明したようでした。
事件の真相
そして、西園寺はコンテストの会場で、真相を皆に話始めます。
西園寺の推理は次のようなものでした。
犯人は、隙を見て土台から出て10階へ戻ったので防犯カメラには映らなかった。
西園寺は澤田と板倉と前田の協力で実験してみせます。
しかし、それは状況証拠でしかないと柴田と樋口は反論。
丸山は、
「真犯人がいるとしたらそれは誰だ?」
と西園寺にききました。
西園寺は備品倉庫の側の廊下でトニックウォーターが大量に割れていたの見ていました。
それは犯人が慌ててケーキの土台に入ろうとした時に、トニックウォーターの箱に衝突し割れたのだろうと推理します。
だとすると、犯人の靴にはトニックウォーターがかかっているはず。トニックウォーターはブラックライトに当てれば光ります。
そこで西園寺は一人一人の靴にブラックライトを当てていき、トニックウォーターを浴びた靴を発見しようとしました。
ブラックライトで靴が光った者がいました。
それは錦野のスタッフの水野でした。
しかし、丸山は動機が無いといいます。
しかし西園寺は丸山が錦野を殺害する動機をつかんでいました。
殺害動機は、錦野が水野のレシピを盗んでいたこと。
絶品のマドレーヌは水野のレシピだったのです。
西園寺は一つ疑問を持ちます。
何故、慌てて会場へ戻らなければいけなかったのか?
慌てなければトニックウォーターをぶちまけることもなかったのにと、水野に投げ掛けます。
そこで、百合子が気がつきます。
「マドレーヌを焦がしたくなかったからですね」
10分で戻らないとマドレーヌは焦げてしまうため水野は慌てたのでした。
百合子の言葉に西園寺は納得します。
パティシエとしての水野のこだわりが完全犯罪をほころばせたのです。
西園寺は見事に謎を解明しました。
罪が晴れた青木の所へ、また美幸が、何もなかったようにやってきます。
それを悲しそうに香澄が見つめています。
そして、次の日、伊集院邸の庭で、百合子と香澄が話をしています。
百合子がホテルへ行ったのはコンテストだけでなく、そこが百合子の夫だった光弥との思い出の場所であるからでした。
執事の西園寺の呼びかけで、青木がコンテストに出すはずだったケーキを持ってきます。
それは青木が香澄のために作ったケーキでした。
招待状を送ったのも青木でした。
青木と仲直りするのをためらっている香澄を見て、百合子は
「思いはその時に伝えなきゃだめ」
と自分の光弥への後悔を振り返り、香澄に伝えます。
そして庭で待っている青木の元へ香澄は走っていきます、幸せになるために。
大川龍之介登場
所変わってこちらは衆議院議員、大川龍之介(古谷一行)の事務所。
秘書の水城希(花乃まりあ)が西園寺が現れて、事件を解決したと大川に報告しています。
大川は西園寺の若いころの写真を出し、見つめます。どうやら大川は西園寺の過去を知っている男のようです。
伊集院邸の台所では、前田と澤田と板倉が西園寺のことを話題にしていました。
「西園寺はスーパー執事だが、執事の前は何をしていたんだろう。」
彼女たちは西園寺の過去は知らないようでした。
庭では、百合子の車椅子を西園寺が押しています。
西園寺に事件の解決を感謝する百合子に西園寺は
「なんなりとお申し付けください。私はあなたの執事ですから」
と百合子の目を真っ直ぐに見て、忠誠を誓います。
まとめと感想
事件を解決する西園寺はもちろんかっこよかったです。
そして、犯人にも心を寄せる百合子の優しさも素敵でした。
これからの事件も楽しみですが、西園寺の過去は何だったのか、大川との関係が気になります!
大川は西園寺の邪魔をするのでしょうか?明らかになっていくのが楽しみです。
そして、西園寺が百合子を見つめて、見守る視線がたまらなく素敵でした。百合子が羨ましかったです。
来週も百合子になったつもりでみたいと思います。