2017年5月1日(月)JR東日本が運行開始する、クルーズトレイン「トランスイート四季島」。
東日本の豊かで美しい自然とその地域に根ざした文化を、上質な車両を備えたトランスイート四季島で巡っていきます。
2013年に運行開始したJR九州の「ななつ星」につづき、2017年にJR西日本が運行開始する「トワイライトエクスプレス瑞風」とともに期待感が高まっていますね。
↓JR九州のななつ星
そこで今回は、トランスイート四季島の料金やルート、そして予約状況などについて紹介します。
トランスイート四季島の料金はいくら?
はじめに、トランスイート四季島の料金について紹介します。
「TRAIN SUITE 四季島」の客室は3タイプ。
- 四季島スイート(メゾネットタイプ)
- デラックススイート(フラットタイプ)
- スイート
では、3つの客室の料金を順番に紹介していきます。
トランスイート四季島の料金:四季島スイート(メゾネットタイプ)
まず、トランスイート四季島の料金、四季島スイート(メゾネットタイプ)の料金について紹介します。
はじめに四季島スイートの室内の様子をご覧ください。
↓最上級四季島スイートの客室は和の趣が感じられる落ち着いた空間になっています。
↓四季島スイートのヒノキの湯船が付いたバスルーム。
1車両に1室しかなく、内装は木や和紙などの素材感をふんだんに取り入れた和の趣が感じられる、落ち着いたしつらいになっています。
1階部分に寝室、中2階部分にはヒノキの湯船が付いたバスルームを配置。
そして2階部分は琉球畳の和室になっていて、窓に面して掘りごたつ式テーブルがあります。
脚を伸ばしてくつろげる掘りごたつは、嬉しいですね^^
2階からの車窓を眺めながら、時間が過ぎていくのを忘れそうです。
四季島スイートの料金は以下のようになります。
2日目宿泊地 | 3日目観光 | 2名1室利用(1人の料金) | 1名1室利用 |
---|---|---|---|
坐忘林または滝乃家 | 五能線コース縄文コース | 950,000円940,000円 | - |
2名1室利用(1人の料金) | 450,000円 |
1名1室利用 | - |
トランスイート四季島の料金:デラックススイート(フラットタイプ)
次に、トランスイート四季島の料金、デラックススイート(フラットタイプ)の料金について紹介します。
まずは、デラックススイートの室内の様子をご覧ください。
↓デラックススイートは、天井が高く木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間になっています。
↓デラックススイートにもヒノキの湯船が備えられています。
1車両に1室になっていますので、ゆっくりと大切な時間を過ごすことができますね。
デラックススイートの特徴のひとつ、天井が高く暖炉を備えたリビングです。
そしてバスルームは、四季島スイートと同様にヒノキの湯船を備えています。
ヒノキの湯船に浸かり車窓の景色を眺めるぜいたくな時間は、トランスイート四季島でしか堪能できないですね^^
デラックススイートの料金は次のとおりです。
2日目宿泊地 | 3日目観光 | 2名1室利用(1人の料金) | 1名1室利用 |
---|---|---|---|
坐忘林または滝乃家 | 五能線コース縄文コース | 900,000円890,000円 | ― |
2名1室利用(1人の料金) | 400,000円 |
1名1室利用 | - |
トランスイート四季島の料金:スイート
つづいて、トランスイート四季島の料金、スイートの料金について紹介します。
ここでは、パブリックスペースの展望車をご覧ください。
↓前後の先頭車の展望車です。
列車の特等席とも言える展望車。
前後の先頭車両にあるパブリックスペースの展望車は、壁から天井まで広がる窓により開放感と風景に包み込まれるような感覚を味わえる場所になっています。
そして、スイートの料金は以下のようになります。
2日目宿泊地 | 3日目観光 | 2名1室利用1人の料金 | 1名1室利用 |
---|---|---|---|
坐忘林 | 五能線コース縄文コース | 770,000円760,000円 | 1,155,000円1,140,000円 |
滝乃家 | 五能線コース縄文コース | 750,000円740,000円 | 1,125,000円1,110,000円 |
杢の抄 | 五能線コース縄文コース | 750,000円740,000円 | 1,125,000円1,110,000円 |
※スイートは1名から利用できます。
2名1室利用1人の料金 | 320,000円 |
1名1室利用 | 480,000 |
※スイートは1名から利用できます。
トランスイート四季島の運行区間ルートは?
つづいて、トランスイート四季島の運行区間ルートについて紹介します。
JR東日本のトランスイート四季島の運行ルートは以下の3つのコースです。
- 3泊4日コース:運行時期は春~秋(4月~11月頃)
- 1泊2日コース:運行時期は春~秋(4月~11月頃)
- 2泊3日コース:運行時期は冬(12月~3月)
それでは、順番に紹介していきます。
トランスイート四季島の運行区間ルート:3泊4日コース
まず、トランスイート四季島の運行区間ルート、3泊4日コースについて紹介します。
3泊4日コースは、北海道や東北を周遊するプランになっています。
出発日(2017年) | 5月1日(月)、15日(月)、29日(月)6月5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月) |
1日目 | 上野駅 ~ 昼食(車内) ~ 日光駅 ― 【下車観光・日光】 ― 日光駅 ~ 夕食(車内) ~ |
2日目 | ~ 函館駅 ― 朝食(車外) ― 【下車観光・函館】 ― 函館駅 ~ 昼食(車内) ~ 伊達紋別駅(ニセコエリアの宿へ) ~ 登別駅(登別エリアの宿へ) |
3日目 | 東室蘭駅 ~ 洞爺駅 ~ 昼食(車内) ~ 新函館北斗駅※これより2つのコースに別れます。『縄文コース』 ~ 青森駅 ― 【青森観光】 ― 夕食(車外) ― 青森駅 ~ 弘前駅 『白神コース』 ― 新青森駅 ― 五所川原駅 ― 【五所川原観光】 ― 夕食(車内) ― 弘前駅 |
4日目 | ~ 鶴岡駅 ~ あつみ温泉駅 ~ 昼食(車内) ~ 新津駅 ― 【新潟観光】 ― 東三条駅 ~ 昼食(車内) ~ 上野駅 |
※~はトランスイート四季島、―は列車やバスを使い移動します。
↓こちらが、3泊4日コースの運行ルートマップになります。
↓1日目の下車観光・日光東照宮「三猿の彫刻」です。
奈良の昔より山岳信仰の中心として栄えてきた日光。
東照宮の建築物にほどこされた彫刻の数、なんと5000以上にも及ぶそうです。
ここでは歴代の将軍にのみ執り行われた特別祈祷を体験できます。
↓3日目の『縄文コース』では青森・三内丸山遺跡を巡ることもできます。
↓3日目の『五能線コース』では貸し切りのリゾートしらかみ号に乗車します。
↓人気ローカル線の「五能線」が走る海岸線は夕日の名所。癒やされます!
そして夕食は、五能線から見る日本海の美しい夕日を見ながら、青森・秋田の食をいただきます。
お腹も心も満たされ至福のときを過ごすことができる、五能線コースです。
トランスイート四季島の運行区間ルート:1泊2日コース
次に、トランスイート四季島の運行区間ルート、1泊2日コースについて紹介します。
1泊2日コースは、里山、棚田、ぶどう畑などの風景のある甲信越を巡るプランになっています。
出発日(2017年) | 5月6日(土)、20日(土)、6月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土) |
1日目 | 上野駅 ~ 塩山駅 ― 【下車観光・山梨】 ― 昼食(車外) ― 塩山駅 ~ 夕食(車内) ~ 【姨捨駅(おばすてえき)・下車観光】 |
2日目 | ~ 会津若松駅 ― 朝食(車外) ― 【下車観光・会津】 ― 会津若松駅 ~ 昼食(車内) ~ 上野駅 |
※~はトランスイート四季島、―は列車やバスを使い移動します。
↓こちらが、1泊2日コースの運行ルートマップになります。
↓1日目の下車観光・山梨のぶどう園です。
水はけ、日当たり、風通しがいずれも良いことから、最適な地形と気候を生かし甲府盆地では古くからぶどうが栽培されていきました。
甲州ワインに使われるぶどうの品種「甲州種」は千年以上の歴史がある日本固有の品種になります。
さわやかで程よく酸味があり日本料理に合いますよ。
↓1日目の下車観光に合せて姨捨駅に新しくできる夜景バー
↓姨捨駅の夜景バーから望む善光寺平の夜景はこんな感じなのでしょうか?
姨捨駅からは日本三大車窓のひとつとして知られる善光寺平と呼ばれる長野盆地が一望でき、その夜景は人気スポットになっています。
トランスイート四季島の運行区間ルート:2泊3日コース
つづいて、トランスイート四季島の運行区間ルート、2泊3日コースについて紹介します。
2泊3日のコースは、雪国の冬ならではの景色や冬の愉しみを発見する東北をクルージングするプランになっています。
※2泊3日のコースは現在計画中ですので、今しばらくお待ちくださいm(_ _)m
現在計画されている2泊3日の行程は以下のようになります。
1日目 | 上野駅 ~ 白石 ~ 松島 ~ 列車内にて宿泊 |
2日目 | ~ 青森 ~ 弘前 ~ 青森 ~ 一ノ関 ~ 列車内にて宿泊 |
3日目 | ~ 鳴子温泉 ~ 上野 |
※~はトランスイート四季島、―は列車やバスを使い移動します。
↓こちらが、2泊3日コースの運行ルートマップになります。
正式な運行ルートは未発表なので、2泊3日の行程に入っている青森の冬の愉しみ方の提案として「ストーブ列車」の画像を載せてみました。
↓提案1、雪国の冬ならではの愉しみにストーブ列車もありますね。
↓提案2、レトロなだるまストーブの上では何を焼きますか?
トランスイート四季島の行程ではありませんので、お間違えないようにm(_ _)m
トランスイート四季島の予約状況は?
次に、トランスイート四季島の予約状況について紹介します。
2017年5月1日(月)が最初の運行開始となるトランスイート四季島ですが、2017年5月~6月出発分の申込みに対して、どのくらいの応募があったのか気になります。
2017年5月~6月出発分の申し込みはすでに締め切られており、予約状況は次のように公表されていました。
平均倍率6.6倍!
そして最高倍率だったのは、運行初日の2017年5月1日(月)・3泊4日のコースの最上級「四季島スイート」2人1室利用・1人の料金95万円で76倍でした。
今回、トランスイート四季島の応募者の年齢層は20代~90代と幅広く、年齢に関係なく、豪華な旅を楽しみたい人が増えてきているのが伺えますね。
現在、2017年9月~11月出発分の申し込みが開始されています。
果たしてどのくらいの応募があるのでしょうか?
2017年5月の運行開始の平均倍率をみても注目度は高いので、9月~11月の予約も期待できそうですね!
ちなみに、2013年から運行を開始したJR九州の周遊型寝台列車「ななつ星」は、運行開始(2013年10月~12月)の申込み平均倍率が7.3倍で、直近の2016年10月~17年2月出発分の申込み平均倍率は24.1倍と右肩上がりで好調です。
そして、トランスイート四季島と時期を同じくして運行を開始する「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」は、運行ルートは発表されていますが料金が未公開なので、こちらも気になりますね^^
以上、今回は
- トランスイート四季島の料金はいくら?
- トランスイート四季島の運行区間ルート
- トランスイート四季島の予約状況は?
についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
2017年5月1日(月)JR東日本が運行を開始する周遊型寝台列車の「トランスイート四季島」
予約状況をみてみると、申し込みの平均倍率が6.6倍でしたね。
時間の使い方は人それぞれです。上質なものに囲まれて、心豊かに時間を過ごす贅沢な旅は憧れますね^^