ハロウィンの食べ物に決まりはある?まず押さえたい定番と選び方
ハロウィンに食べるものに、「これを食べなければいけない」という決まりはありません。
定番としてよく選ばれるのは、かぼちゃを使った料理やスイーツです。オレンジ・黒・白・紫といったハロウィンカラーの食材を使い、おばけやミイラの見た目に仕上げると、いつもの料理が一気にイベントらしくなります。
この記事では、かぼちゃ料理、パーティー向けのメイン、見た目の工夫、子ども向けと大人向けの選び分け、時短のコツ、本場の伝統料理までを順番にご紹介します。「何を作ればいいか迷っている」という方は、気になる章から読んでも大丈夫です。
▶ Xの投稿で確認:かぼちゃ料理でハロウィンを楽しむ提案
食事管理アプリ「あすけん」の公式アカウントが、かぼちゃを使った料理やお菓子などハロウィンならではの食事を楽しもうと呼びかけた投稿です。かぼちゃが定番として親しまれていることの裏づけになります。
出典:@askenjp(X・2026-10-30)
「これ」という定番はなく、色と見た目で雰囲気を出す
ハロウィン料理には「これ」と決まった定番はなく、自由な発想でメニューを選べます。
アイルランドにはコルカノンやバームブラックといった伝統的な料理がありますが、日本でのイベント食としては、特定の一品が決まっているわけではありません。だからこそ、普段の料理を少し工夫するだけで参加できます。
雰囲気づくりのポイントは、味よりも色と見た目です。オレンジ色のかぼちゃやにんじん、黒い海苔やごま、白いチーズ、紫のキャベツやさつまいもなどを使うと、それだけでハロウィンらしい食卓になります。
ケチャップでジャックオーランタンの顔を描いたり、海苔でおばけの顔を作ったりと、飾りは身近なもので十分です。難しい技術は必要ありません。
▶ 動画で確認:見た目で楽しむハロウィンレシピ10選
ガイコツミートローフやおばけナン、丸ごとかぼちゃのシチューなど、見た目に工夫したレシピを10品紹介する動画です。味より色と見た目で雰囲気を出すというこの節の考え方を、具体例で確認できます。
出典:テイストメイド ジャパン「【怖めかも】ハロウィンを楽しむレシピBEST10」(YouTube・約9分)
シーン別の選び方(パーティー・子ども・大人・時短)
メニューに迷ったときは、まず「誰と、どんな場面で食べるか」から考えると選びやすくなります。
次の表は、シーン別のおすすめの方向性をまとめたものです。
| シーン | おすすめの方向性 | メニュー例 |
|---|---|---|
| 大人数のパーティー | 取り分けやすく、見た目に迫力があるもの | ピザ、ミートパイ、チーズフォンデュ |
| 子どもと楽しむ | 食べやすく、一緒に作れるもの | おにぎり、クッキー、カップケーキ |
| 大人の集まり | お酒に合い、色で雰囲気を出すもの | 紫キャベツのポテトサラダ、おばけ餃子 |
| とにかく時短 | 市販品や電子レンジを活用するもの | チルドピザ、かぼちゃのサラダ |
失敗しにくい考え方は、メインを1品しっかり決め、あとはサイドとデザートを軽めにそろえることです。全部を凝った料理にすると、準備だけで疲れてしまいます。
見た目に力を入れるのは、1〜2品に絞るのがおすすめです。その他は味つけを普段どおりにして、色だけハロウィンカラーを意識すれば十分に雰囲気が出ます。
かぼちゃを使ったハロウィンの定番レシピとスイーツ

ハロウィンの食材として、かぼちゃはとくによく使われます。
甘みがあって色もきれいなので、おかずにもスイーツにも使えます。ここでは、おかず・スープ系と、スイーツ・お菓子系に分けてご紹介します。
かぼちゃは電子レンジで加熱すると、皮もやわらかくなり、扱いやすくなります。この方法を使えば、どのレシピも手間がぐっと軽くなります。
▶ 動画で確認:かぼちゃ中心のハロウィン手作りお菓子12選
かぼちゃのチーズケーキやプリン、レンジで作るケーキ、おばけクッキーなど12品を、チャプター付きで紹介する動画です。かぼちゃ料理とスイーツの全体像をつかむのに向いています。
出典:macaroni | マカロニ「【ハロウィン手作りお菓子】子ども喜ぶおばけスイーツから濃厚かぼちゃケーキまで!決定版レシピ12選」(YouTube・約17分)
かぼちゃのおかず・スープ(ポタージュ・グラタン・シチュー)
かぼちゃのおかずには、ポタージュ、グラタン、シチューなど、洋風のやさしい味つけのものがあります。
ポタージュは、電子レンジで加熱したかぼちゃをつぶし、牛乳でのばして温めるだけで作れます。かぼちゃの甘さがそのまま味わえて、あと1品ほしいときにも便利です。
仕上げに生クリームで蜘蛛の巣を描くと、ハロウィンらしいスープになります。生クリームは少し泡立ててとろみをつけると、線が描きやすくなります。
グラタンは、かぼちゃや具材にホワイトソースとチーズを重ねて焼きます。かぼちゃをくり抜いて器にした丸ごとグラタンなら、焼く前に皮の表面を顔の形に浅くくり抜いて、ジャックオーランタン風にできます。
シチューは、かぼちゃをペースト状にしてホワイトソースに混ぜると、やさしい甘みが出て、小さな子どもも食べやすくなります。星や好きな形に切った皮を飾るだけで、かわいい仕上がりです。
そのほか、かぼちゃのサラダやコロッケ、ニョッキ、キッシュなども、ハロウィンのおかずとしてよく紹介されています。ツナやベーコンと合わせると、おかず感がしっかり出ます。
かぼちゃは崩れやすいので、サラダなどでドレッシングと和えるときは、やさしく混ぜるのがコツです。
かぼちゃスイーツ・お菓子(プリン・クッキー・パンプキンパイ)
かぼちゃスイーツの定番は、プリン、クッキー、パンプキンパイ、ケーキ類です。
プリンは人気の高い定番で、かぼちゃの自然な甘さと卵のやさしい味がよく合います。丸ごとのかぼちゃを器にしたプリンにすると、見た目の迫力も出ます。
クッキーは、かぼちゃペーストを生地に練り込んだり、かぼちゃやおばけの型で抜いたりして作ります。焼き上がったら、チョコペンで顔を描くだけで、ハロウィンらしいお菓子になります。
パンプキンパイは、スパイスを効かせたかぼちゃのフィリングをパイ生地で焼いたデザートです。アメリカの定番として知られていて、本場の味をおうちで再現できます。
ほかにも、パンプキンカップケーキ、かぼちゃのモンブラン、ベイクドチーズケーキ、ロールケーキ、白玉団子など、アレンジの幅は広いです。お菓子作りに慣れていない方は、まず電子レンジで作れるチーズケーキや、型抜きクッキーから始めると気軽です。
手作りが大変なときは、市販のホットケーキミックスやパイシートを使うと、工程がぐっと減ります。かぼちゃペーストを使うと、皮をむく手間も省けます。
▶ 動画で確認:混ぜて冷やすだけの濃厚かぼちゃプリン
料理研究家が、電子レンジで加熱したかぼちゃを使い、混ぜて冷やすだけで作れる濃厚なかぼちゃプリンを紹介しています。この節で定番として挙げたプリンの、具体的な作り方の参考になります。
出典:料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ「濃厚かぼちゃプリン」(YouTube・約14分)
パーティーで映える料理:メイン・チーズ系・サイドメニュー
人が集まるハロウィンパーティーでは、取り分けやすくて見た目に迫力のある料理が向いています。
ここでは、メインになる主食系、チーズ系、サイドメニューの3つに分けて、選びやすい料理をご紹介します。
テーブルの中心になる「主役の1品」と、まわりを支える小さな料理を組み合わせると、バランスのよいパーティーになります。
ピザ・ミートパイ・ミニバーガーなど主食系
主食になるメニューには、ピザ、ミートパイ、ミニバーガーなどがあります。いずれも手で持って食べられ、大人数で分けやすいのが魅力です。
ピザは、パプリカをかぼちゃの形にカットしてのせるだけで、ハロウィンらしくなります。色の違うパプリカを数種類使うと、彩りもよくなります。市販のピザソースやチルドタイプのピザを使えば、時短にもなります。
ミートパイは、熱々を出せばパーティーの主役になれます。野菜をみじん切りにして肉だねに入れると、野菜が苦手な子どもでも食べやすくなります。
冷凍パイシートを使うときは、解凍しきるとカットしにくくなるため、半解凍の状態で手早く切るのがコツです。
ミニバーガーは、ひと口サイズで食べやすく、具材やデコレーションを自由に変えられます。黒いバンズを使い、ハロウィンカラーの野菜のラペを挟むと、大人っぽい仕上がりになります。
ほかにも、ミイラ風のウインナーロールや、ジャックオーランタンのオムライス、おばけのカレーなどが主食の候補になります。
チーズフォンデュ・グラタンなどチーズ系
チーズ系の料理は、とろけるチーズが主役になるため、パーティーで盛り上がります。
かぼちゃを使ったチーズフォンデュもその一つです。かぼちゃを電子レンジで加熱し、中をくり抜いた器にチーズソースを入れます。オレンジ色の器が映えて、そのままテーブルの中心に置けます。
チーズソースは、市販のチーズフォンデュの素を使うと手軽です。カレー粉を少し加えると、味に深みが出ると紹介されています。
つける具材は、パン、ウインナー、うずらの卵、野菜などを一口サイズに切って並べます。加熱が必要なものは、先に火を通しておきましょう。
変わり種では、イカスミを使った黒いチーズフォンデュがあります。市販のパスタソースを使えば作りやすく、具材をおばけやガイコツ風に切ると楽しめます。
グラタンは、かぼちゃの丸ごとグラタンのほか、さつまいもを器にしたミートグラタンも人気です。オーブンから出した瞬間の見栄えがよく、取り分ける楽しさもあります。
サラダ・スープなどサイドメニュー
メインのまわりに並べるサイドメニューは、彩りを意識すると食卓全体が華やぎます。
おすすめなのは、紫キャベツとにんじんを使ったコールスローやラペです。ハロウィンカラーが自然にそろい、さりげなく雰囲気を出せます。調味料と混ぜて少し時間をおくと、味がなじみます。
おばけのカップサラダもおすすめです。かぼちゃ、ミニトマト、にんじんなどを詰め、スライスチーズをおばけの形にカットして飾ります。かぼちゃは電子レンジで加熱すると時短になります。
いつものサラダに、ハロウィンの形にカットしたパーツをのせる方法もあります。スライスチーズや、薄切りにしてゆでたにんじん、薄くカットしたはんぺんは、サラダの水分の影響を受けにくいので扱いやすいです。
スープには、前の章でご紹介したかぼちゃのポタージュもおすすめです。蜘蛛の巣の模様を描けば、サイドとは思えない存在感が出ます。ほかにも、紫キャベツを使ったスープなど、色を楽しめるものがあります。
おばけ・ミイラ・ジャックオーランタンの見た目の工夫とハロウィンカラーの食材

ハロウィンらしさを決めるのは、味より見た目です。
難しく考えなくても、身近な食材を切って貼るだけで、おばけやミイラは作れます。ここでは、モチーフ別の作り方のアイデアと、色別の食材をご紹介します。
顔のパーツを小さく作る作業が多いので、ピンセットやつまようじがあると便利です。
おばけ・ミイラ・クモの巣の作り方アイデア
おばけは、白い食材をベースにして、黒い海苔やごまで顔をつけるのが基本です。
たとえば、餃子の皮でかぼちゃのタネを包むと、おばけ餃子になります。焼き海苔を切り抜いて、目と口をつけるだけです。スライスチーズをつまようじや型でおばけの形にカットして、サラダやスープに浮かべる方法もあります。
ミイラは、包帯を巻いたような見た目にするのがポイントです。ウインナーにスライスチーズを巻いたり、細く切ったパイシートを巻いて焼いたりします。仕上げに、はんぺんやスライスチーズを丸く抜いたものと黒ごまで目をつけると完成です。
クモの巣は、スープやハンバーグなどの丸い面で映えます。ソースやクリームを渦巻状にかけ、つまようじで外側に向けて線を引くと、クモの巣の模様になります。
ジャックオーランタンは、オレンジ色のものに黒い顔をのせると作れます。オムライスやおにぎりに、海苔で目と口をつけるのが簡単です。ケチャップやご飯の色づけで、かぼちゃらしい色を出せます。
ところで、ジャックオーランタンは、もともとケルト人の祭りでは「カブ」で作られていたそうです。アメリカに伝わったとき、カブが手に入りにくかったため、かぼちゃで代用したことから広まったと言われています。
なお、オレンジ色の皮のハロウィン用かぼちゃが「パンプキン」で、日本で食べられている緑色の皮のかぼちゃは「スクワッシュ」と呼ばれます。
顔のパーツに使うものが小さいと、食べる際に外れやすくなります。小さなお子さんに出すときは、取り外しやすいパーツかどうかも確認しましょう。
▶ 動画で確認:おばけのカナッペなどかわいいオードブル
スライスチーズとうずら卵のおばけカナッペや、アボカドとチェダーチーズのジャックオーランタンなど、5種のオードブルの作り方を紹介しています。身近な食材で作るおばけの工程を、この節の解説とあわせて見られます。
出典:大阪ガスクッキングスクールチャンネル「【ハロウィン】Happy Halloween!!かわいいオードブル5種」(YouTube・約3分)
オレンジ・黒・白・紫の食材で色を出す
ハロウィンカラーは、オレンジ・黒・白・紫の4色です。この4色の食材を意識して選ぶと、見た目がぐっとまとまります。
| 色 | 使いやすい食材 |
|---|---|
| オレンジ | かぼちゃ、にんじん、サーモン、ウインナー、パプリカ、ケチャップ |
| 黒 | イカスミ、焼き海苔、黒いりごま、ブラックオリーブ |
| 白 | 餃子の皮、チーズ、米、マヨネーズ、ナッツ、れんこん |
| 紫 | 紫さつまいも、紫キャベツ、紫いも |
オレンジは、料理のメインカラーとして使いやすい色です。かぼちゃを中心に、にんじんやパプリカ、サーモンを組み合わせると、自然に温かみのある食卓になります。
黒は、少し使うだけで強いアクセントになります。海苔やごまは顔のパーツに、イカスミはパスタやチーズフォンデュ、リゾットコロッケなどの色づけに使えます。
紫は、紫キャベツや紫いもが手軽です。紫キャベツは加熱しすぎると色が悪くなることがあるので、気をつけましょう。
色をつけたいお菓子には、竹炭や紫いものパウダー、ジャム、チョコペンなども活用できます。たとえば、生クリームにブルーベリージャムを混ぜると淡い紫色に、赤と黄色の食用色素を混ぜるとオレンジ色になります。
子どもが喜ぶ料理・お菓子と大人向けのおつまみ
同じハロウィンでも、子どもと大人では喜ぶメニューが少し違います。
子ども向けは、食べやすさと「作る楽しさ」を重視します。大人向けは、お酒に合う味つけと、おしゃれな色合いを意識すると選びやすくなります。
家族で楽しむ場合は、同じ料理でも、子どもの分は味つけをやさしくして、大人の分は黒こしょうなどで調整する方法もあります。
子どもと作りやすいメニュー(おにぎり・クッキー・カップケーキ)
子どもと一緒に作るなら、おにぎり、クッキー、カップケーキが定番です。
ハロウィンおにぎりは、ケチャップや色のつくふりかけでオレンジ色にしたご飯を、かぼちゃの形に整えます。海苔で顔をつければ、ジャックオーランタンのできあがりです。
シンプルな丸いおにぎりに海苔でガイコツの顔をつけたり、ハムと海苔で目玉を作ったりするアレンジもあります。おばけの形に整えて目をつける方法も、かわいくて簡単です。
クッキーは、生地作り、型抜き、デコレーションと、子どもが参加できる工程がたくさんあります。かぼちゃペーストを練り込む方法もあります。顔や模様は、カラフルなチョコペンで描くとお手軽です。
カップケーキは、市販のホットケーキミックスで生地を作れます。生クリームに色をつけて飾ったり、チョコペンで絵を描いたりして、自由にデコレーションを楽しめます。
そのほか、ウインナーのミイラ、ハロウィンパフェ、白玉団子、おばけのカレー、かぼちゃのシチューなども、ハロウィンのメニューにおすすめです。
飾りに使う食材は、子どもの年齢によっては食べられないものもあるため、注意しましょう。火を通す必要がある野菜は、先に電子レンジなどで加熱し、味をつけてから使うと安心です。
お酒に合う大人向けの料理
大人向けには、お酒に合う味と、落ち着いた色合いを意識したメニューがおすすめです。
ワインに合う前菜としては、オレンジ色のミニトマトとキウイフルーツのサラダがあります。玉ねぎはスライスして水にさらすと、辛みが抑えられます。さりげなくハロウィンカラーを入れられる一品です。
かぼちゃとベーコンのデリ風サラダもおすすめです。かぼちゃの甘みとベーコンの旨みの相性がよく、ヨーグルト入りの酸味のあるドレッシングで、おしゃれな仕上がりになります。
紫キャベツの明太ポテトサラダは、明太子のピリッとした辛みがアクセントになり、おつまみに向いています。紫キャベツで食卓が明るくなります。
ビールやハイボールには、豚ひき肉のおばけ餃子が合うと紹介されています。具材を重ねて蒸すだけなので、包む手間がありません。ポン酢しょうゆでさっぱり食べられます。
見た目にこだわるなら、ローストビーフに赤いビーツのソースと黒いマッシュポテトを添える盛りつけもあります。イカスミを使った黒いパスタも、大人のハロウィンディナーを演出できます。
ドリンクは、ブラッドオレンジのドリンクや、黒いゼリーを浮かべたレモンサワーなど、色で遊べるものが楽しめます。
簡単・時短で用意するコツ

ハロウィン料理は、手間をかけすぎないことも大切です。
準備に疲れてしまうと、せっかくのパーティーを楽しめません。ここでは、時短で用意するためのコツをまとめました。
- かぼちゃは、切ってから電子レンジで加熱すると、皮もやわらかくなります。
- 市販のチルドピザや冷凍パイシートを使うと、ピザやミートパイの工程が減ります。
- チーズフォンデュは、市販のチーズフォンデュの素を使うと手軽です。
- イカスミのソースは、市販のパスタソースで代用できます。
- 顔のパーツは、フードピックや飾りつきのつまようじで代用できます。
見た目を作る時間が足りないときは、海苔とスライスチーズだけでも十分です。海苔を切って顔にするだけで、いつもの料理がハロウィン仕様になります。
15分以内で作れるメニューとしては、ツナとかぼちゃのサラダを包むおばけ餃子、ミイラのウインナーロール、コールスロー、おばけのカップサラダなどが紹介されています。
前日に準備できるものは、先に作っておくと当日が楽になります。かぼちゃのサラダやラペ、クッキーなどは、前もって用意しやすい料理です。
時短のために作り置きをする場合は、冷蔵庫でしっかり冷やし、傷みやすい食材の扱いに気をつけましょう。
全部を手作りにしようとせず、市販品と手作りを組み合わせるのが、続けやすい考え方です。手作りは「主役の1品」だけに絞ってみてください。
本場では何を食べる?アイルランド・イギリス・アメリカの伝統料理
ハロウィンは、古代ケルト人の「サウィン」というお祭りがルーツと言われています。
ケルトの暦では11月1日が新年で、10月31日は死者の魂がこの世に帰ってくると考えられていました。サウィンは秋の収穫を祝う祭りでもあったため、収穫物を使った料理が親しまれてきました。
ここでは、食べ物に関わる由来を中心に、本場の伝統料理をご紹介します。
アイルランドのコルカノン・バームブラック
ハロウィンの発祥の地とされるアイルランドでは、じゃがいもを使った料理が親しまれています。
代表的なのが、コルカノンです。マッシュポテトにキャベツやケールを加え、バターと牛乳で混ぜ合わせた家庭料理で、温かいまま食べるのが一般的です。ハロウィンの夜によく出てくる料理のひとつだそうです。
この料理には、中に硬貨や指輪などを隠して、引き当てた人の運勢や未来を占う風習があると言われています。こうした遊び心のある要素が、行事食として定着した理由のひとつとされています。
バームブラックは、シナモンやナツメグが香る、スパイシーなフルーツケーキです。紅茶に浸したドライフルーツを生地に混ぜ込んで作ります。コルカノンと同じように、ケーキの中に指輪などを隠して未来を占って楽しむそうです。
このほか、じゃがいもの生地を平たく焼いたパンケーキのボクスティや、スプリングオニオンを混ぜたマッシュポテトのチャンプなども、アイルランドの家庭料理です。ボクスティは、ハロウィンに限らず朝食としても食べられています。
イギリスには、表面に十字の模様があるソウルケーキというお菓子があります。かつては、故人へのお供えや、家々を訪ねた人に配るお菓子でした。この風習が「トリック・オア・トリート」の原型になったとも言われています。
りんごに飴をかけたトフィーアップルも、イギリスの秋のイベントでよく見かけるお菓子です。日本のりんご飴と違って、琥珀色をしているのが特徴です。
アメリカのパンプキンパイ・キャンディアップルなど
アメリカでは、ハロウィンを盛大に楽しむ文化があり、定番の料理やお菓子がたくさんあります。
シナモンやナツメグなどのスパイスを効かせたかぼちゃのフィリングを、パイ生地に入れて焼いたデザートです。生のかぼちゃから作ることもありますが、手軽な缶詰のピューレを使うことが多いそうです。ホイップクリームを添えるのが人気です。
パーティーの定番料理には、デビルドエッグがあります。ゆで卵の黄身をマヨネーズやマスタード、塩こしょうで味つけし、白身に詰めた料理です。名前に「デビル」とつくこと、トッピングで自由にアレンジできることから、ハロウィンのパーティーで親しまれています。
お菓子では、赤く着色した飴でりんごをコーティングしたキャンディアップルが有名です。ナッツやマシュマロ、チョコスプレーをトッピングすることもあります。キャラメルでコーティングしたキャラメルアップルも、この時期に店頭に並んだり、家庭で作られたりするそうです。
キャンディコーンも、アメリカのハロウィンの定番です。とうもろこしの粒のような形で、黄色・オレンジ・白の三層になっています。バターやバニラのような甘い香りがあり、濃厚な味わいが特徴です。
マカロニチーズは、ハロウィンに限らず、クリスマスや誕生日、日常の食事でも食べられる、アメリカの国民食ともいえる料理です。チーズ系のパーティー料理として、日本のハロウィンにも取り入れやすいメニューです。
本場の料理を少し取り入れるなら、パンプキンパイやデビルドエッグ、コルカノンなどが作りやすくておすすめです。由来を話しながら食べると、ハロウィンの楽しみ方がもっと広がります。
最後に、この記事のポイントをまとめます。ハロウィンの食べ物に決まりはありません。かぼちゃとハロウィンカラーを軸に、シーンに合わせてメニューを選び、おばけやミイラの顔をひとつ添えるだけで、十分に楽しいハロウィンになります。無理のない範囲で、ご家族や友人と一緒に楽しんでくださいね。

