第8話は、いよいよ最終回です。もう終わってしまうんですね。
かっこ良すぎる西園寺(上川隆也)も今日で見納めなのですね。
最終回は最高にかっこいい西園寺になることでしょう。
それでは、執事西園寺の名推理6月8日第8話(最終回)のあらすじ(ネタバレ注意)を始めます。どんな結末になるでしょうか??
執事西園寺の名推理6月8日第8話(最終回)のあらすじ
執事西園寺の存在
大川(古谷一行)が、西園寺に「お前の存在が百合子さん(八千草薫)を脅かす。その時が来た。分かるな」
と忠告をします。じっと聞いている西園寺です。
伊集院グループの最高経営者会議で、光弥(里見浩太朗)の双子の兄・佑一郎(里見浩太朗/二役)は、西園寺を理由に百合子を追い落とし、グループのトップになろうとしているのです。
現在は百合子が信頼する高島毅(国広富之)が伊集院グループのトップで、高島の腹心で、足の悪い内藤洋(林泰文)も百合子派です。
祐一郎派には、秦野慶子(かとうかず子)、増田浩二(信太昌之)、安住正彦(スギちゃん)などの経営者たちがいます。
そして、百合子に、安住から話したいことがあるという手紙が届きます。時間も遅いので西園寺が代わりに家へ行きます。
しかし、安住は胸を刺されて死んでいました。
部屋を見回す西園寺。ワインのコルクの1つを手に取り匂いを嗅ぎます。
そこへ、パトカーの音。刑事たちがやってきます。丸山(佐藤二朗)、柴田(平山祐介)もやってきます。
しかし、西園寺の姿はなく、丸山は、窓の向こうを歩いていく西園寺の姿を見つけます。急いで外に出ますが、人の姿はありません。
そして、防犯カメラには、西園寺の姿がしっかり映っていました。柴田は
「西園寺を追いますよね」
と言いますが、丸山は黙っています。
そして、次の朝、西園寺は伊集院家には戻りませんでした。
殺人の重要参考人西園寺
西園寺は伊集院酒造を訪ね、ワインの購入者リストを閲覧します。
伊集院家には、殺人の重要参考人として西園寺の行方を探しているという電話がきます。
そこへ、佑一郎が訪ねてきます。
祐一郎は、
「執事の不祥事の責任は主人にあるのだから、トップを退くべきでは」
と百合子を責めます。百合子は
「返事は西園寺の話を聞いてから。私は西園寺を信じています」
とキッパリと祐一郎に言い放ちます。
そしてワインの購入者の家を訪ねている西園寺の前に丸山が現れます。
丸山は西園寺の話を聞きます。西園寺は部屋にワインの香りがしたのに、グラスもボトルも無かった。「真犯人が持ち去った」と確信して、ワインの購入者を訪ねているのです。
西園寺が現場から立ち去ったのは、最高経営者会議までに真犯人を見つけなければならなかったからでした。
「私を利用して奥様を陥れようなんて、卑怯千万。こちらも手段は選びません」
と西園寺。丸山は
「お前が犯人だとはどうしても思えない。一緒に真犯人を探してやる」
と言います。感動して、感謝する西園寺です。しかし、刑事として、手錠はかけられ、西園寺と丸山は手錠で繋がり、真犯人を見つけに出発します。
西園寺と丸山刑事
そして、繋がったまま、西園寺と丸山は、海で釣りをしているワインの購入者の秦野社長に会いに行きます。
秦野は、「安住は、伊集院グループの会社の一つが粉飾決算をしていると言っていた」と教えてくれました。
手錠で繋がったまま、西園寺と丸山が歩いていると、突然、車で乗り付けてきた数人の男に襲われます。手錠で繋がったまま、二人は応戦し、最後に二人は海に飛び込みます。
伊集院家には刑事たちが、西園寺を探しにやってきます。メイドの明美(池谷のぶえ)、美佳(岡本玲)、新米執事の慎次(浅利陽介)が玄関に立ちはだかりますが、百合子が出て来て
「やましいことはありません。どうぞ、何でも調べてください」
と言います。
そして、海に落ちた西園寺と丸山が浜辺にに上がってきます。丸山がひーひー言っている間に西園寺は手錠を外し、夕陽の中を歩き去っていきます。「西園寺~!!」と叫ぶ丸山。
そして、西園寺は公衆電話から伊集院家に無言の電話をします。百合子は西園寺だと分かります。
「黙っているのは私たちに迷惑をかけないためね。私の側にいてちょうだい。私の執事なんだから」
と無言の西園寺に伝えます。
その言葉を聞くと、西園寺は電話を切り、公衆電話に
「かしこまりました。仰せのままに」
と言い、頭を下げます。
次に西園寺は増田社長を訪ねます。秘書の綿貫友里恵(上地春奈)が社長室を案内します。沢山のコルクスクリューが飾ってあり、ワイン仲間との写真も飾ってあり、そして、飲みかけのボトルがあるのを見つけます。しかし、それは全く関係ないもので、事件の日は、増田は沖縄に行っていたとのことでした。そこへ増田が戻ってきて、慌てて綿貫に警察を呼べと命令しますが、西園寺の姿はもうありません。
そして、西園寺は再び大川に、
「もう終わりにしろ。どこへ行く気だ」
と言われ
「あるべき場所へ帰るだけです」
と言います。
あるべき場所
そして、最高経営者会議が始まり、祐一郎は、西園寺が未だに逃走していることを理由に、百合子の責任を問い、経営権を誰が握るべきか、投票で決めようとします。
そこへ、西園寺がノックをして、入って来てます。
「お待たせいたしました。奥様」
と百合子の衿を直します。嬉しそうな百合子です。
祐一郎派の社長たちは、驚き
「警察を呼べ」
と言うと、丸山たちが入って来ます。
西園寺の嫌疑は晴れて、西園寺は殺人の説明を始めます。
スクリーンに増田の社長室にあった写真を映し、内藤の杖を取り上げます。写真のピアノの譜面台に内藤が映っています。
内藤は祐一郎派に寝返っていたのでした。
西園寺が、内藤の杖の頭を回して取ると、コルクスクリューになっていました。それは独特なもので、コルクについていた独特の刺し跡と一致するようでした。
粉飾決算をしていたのは、内藤の会社でした。その事を祐一郎に相談をした時に、それを西園寺の容疑にすれば、と、内藤に遠回しに助言していたのでした。
西園寺は光弥が
「会社とは建物ではなく人。そして一本の木」
と常々言っていた話をします。
反対に、祐一郎は業績を伸ばすために、無理を強いて、今回人が一人殺害されてしまったと、祐一郎に言います。
しかし祐一郎は
「会社を大きくするためにやったんだ」
「伊集院グループの発展のためにやったんだ」
「多少の犠牲もやむを得ない」
と叫び続けます。それを百合子が優しく遮ります。
「光弥さんは経営者としての祐一郎さんを尊敬していた」
と伝えます。
「伊集院グループが大きくなったのは、あなたのおかげ。本当に感謝しています」
と伝えます。祐一郎はその言葉に感激して罪を認めます。
そして西園寺に「君は光弥にそっくりだ。普段は控えめでも、いざとなると命がけで大切なものを守る」と伝えます。
経営者会議は無事終わります。
そして、西園寺は伊集院家に戻ります。
大川から花束が届きます。西園寺の復帰祝いではと美佳。
「もう終わりにしろ」
と言った大川に、西園寺は、
「必要ないと言われる日まで奥様の側を離れるつもりはありません。奥様の平穏を脅かすものは命にかえてもお守りする所存です」
と宣言していたのでした。
そして、伊集院家の庭で、西園寺は、再び
「私はあなた様の執事ですから」
と百合子に誓います。
執事西園寺の名推理の結末の感想
最終回、盛りだくさんでしたね。西園寺と丸山が、手錠で繋がれたまま闘う姿は、二人とも、とてもかっこ良かったです。
西園寺はもちろんですが、丸山がとてもかっこよかったと思います。
「一緒に真犯人を探してやる」
と言った丸山刑事に胸がキュンキュンしてしまいました。
かと思えば笑いもあって、佐藤二朗さん、最高です。
祐一郎の最後の演説は、さすがに迫力がありました。
それを遮った百合子の優しい話し方にも胸を打たれました。
結局、西園寺の過去は分からないままでした。大川も、そんなに怖い人ではなかったようですが。西園寺の過去を暴く続編を楽しみにしたいです。テレビ東京さん、よろしくお願い致します。