第7話は音楽学校の女子高生二人のピアノコンクール選考会が背景の事件です。前回は絵の模写をした西園寺(上川隆也)でした。今回はピアノを弾くのでしょうか?
では、執事西園寺の名推理第6話(5月25日放映)のドラマのあらすじと感想を始めます。ネタバレ注意です!


 


執事西園寺の名推理第6話(5月25日放映)のあらすじ

音楽学校での殺人事件

伊集院家のテラスで百合子(八千草薫)は、母校の音楽学校の校長で、同級生で友人の小寺尚子(水野久美)とチェスをしています。

音楽学校の百合子と直子

百合子は、尚子に母校のピアノコンクール選考会へ誘われます。

その夜、音楽学校では、音楽講師の橘勇介(河相我聞)が何者かに襲われます。

そして、次の日、百合子は西園寺と共に母校の音楽学校を訪れます。

尚子とスクールカウンセラーの天野京香(酒井美紀)が出迎えます。
すると、生徒の叫び声が聞こえてきます。

音楽室で橘が死体が発見されたのです。

刑事の柴田(平山祐介)が現場検証をしています。あとから丸山(佐藤二朗)も来て、振り返ると西園寺がまたいることに驚きます。

丸山は柴田に、現場検証の質問をしますが、柴田が答える前に西園寺が答えてしまいます。

死亡した橘

事件現場では、橘の遺体の、頭のほうで、花瓶が割れています。立っているときに花瓶で頭を殴られたなら、破片は足元に散らばるはず。倒れて動けない状態で花瓶で殴られたと西園寺は説明します。

母校での事件。百合子は、西園寺に、事件を調べるようにお願いします。

西園寺は、校長から
「残業していた先生が、毎晩、違うクラッシックの曲が聞こえてくると言っていた」
と聞きます。

ピアノコンクール選考会

刑事たちは、ピアノコンクール選考会に出る植村詩央里(石井萌々果)と遠野晶子(山口まゆ)の二人に会いに教室に行きますが、晶子は一人で出ていき、詩央里はまだ来ていないとのことでした。

丸山は警備員室に行きます。防犯カメラには、学校の裏門を乗り越えて侵入する人の姿が写っていました。そして、入校者名簿には、詩央里の母の植村渚(ふせえり)が、毎日のように橘に会いに来ていたことが分かり、渚に話を聞きに行きます。

執事西園寺の名推理第6話娘の書き込みを心配する母親

渚は、橘に抗議をしに行っていたとのことでした。理由は、娘のレッスンをボイコットしていたからでした。そして、詩央里は昨日から家に帰ってきていないと告白します。ネットに、あること無いこと書かれていたので、それが原因かも、と困惑しています。

西園寺は、天野に会いに行っていました。天野は橘とは同級生で、ピアノを競いあっていたのですが、天才肌の橘にはかなわず、腱鞘炎でピアノが弾けなくなり、大学に行きなおして、今のスクールカウンセラーになったということでした。

すると、ピアノで、モーツァルトのレクイエムが聞こえてきました。

弾いていたのは、詩央里でした。

西園寺は
「橘様はどんな罪を抱えていらっしゃったのでしょう」
と、詩央里に問いかけます。

詩央里の母、遠野麻美(ホーチャンミ)が慌てて入ってきて、
「橘先生が殺されたの?今日の選考会はどうなっちゃうの?!」
と詩央里に問い詰めます。
「そんなの知るわけ無いでしょ」
と詩央里は出ていってしまいます。

執事西園寺の名推理第6話クラッシクをやめたいという娘

西園寺は、晶子と詩央里が、橘の指導を受けてピアノを弾いているDVDを見ます。
詩央里が弾いている映像をじっと見て西園寺は
「変ですね」
と言います。
晶子が弾いているのを見ながら、西園寺は指を動かします。そして
「なるほど」
と呟きます。

そこへ、麻美と渚が入ってきて、娘のことで言い争います。麻美と渚も、この学校の卒業生で、同級生でした。そこへ、百合子が来て
「あなたたち、いい加減にしなさい!」
と一括します。
百合子は、この女学校のレジェンドだったのです。

一方、柴田は橘の自宅を調べていて、橘の通帳に300万円が振り込まれていて、直ぐに引き出しているが、そのお金はどこにも見当たらないと、丸山に報告します。
そして、防犯カメラの画像に写っていたのは、詩央里と晶子でした。丸山は、そのことを二人の母親に伝えます。

また、橘と詩央里が言い争っていたとの生徒の証言もありました。そして、お金の話をすると、麻美と校長の尚子がうろたえます。

お金を振り込んだのは麻美でした。娘を代表に選んで欲しくて、振り込んだのでした。しかし、直ぐに橘から「お金はお返しします」と連絡が来たとのことでした。

西園寺は、晶子も詩央里も犯人ではないと言います。

そして、晶子と詩央里がいなくなったと女刑事が知らせに来ます。

皆、焦ります。が、百合子が笑いだします。「二人はきっとあそこよ」と。

秘密の隠れ家

詩央里と晶子は、秘密の隠れ家にいました。そこは、備品倉庫で、昔から嫌なことがあったときの、生徒たちの避難場所でした。そして、そこの合鍵を最初に作ったのが百合子だったのです。

詩央里が橘と言い争っていたのは、母がお金を振り込み、橘が、それを受け取ったことを責めていたのでした。しかし、麻美が、本当に橘は、すぐにお金は返すと連絡してきたと詩央里に伝えます。

晶子が家に帰らなかったのは、クラッシック以外に弾きたいものがあったからでは?と西園寺が聞きます。

晶子のDVDを見たときに西園寺は、クラッシックをアレンジして弾いていたのが分かりました。橘も、晶子に自分らしく弾くことを薦め、家出をして、自分を追い詰めたら腹をくくれるとアドバイスしていたのでした。

一方、尚子は、慌てて机の引き出しから紙袋を出します。そこには300万円が入っていました。

西園寺は、天野にネットの書き込みを見せてもらい、橘の悪口も書かれていることを確認します。
また、警備員(ビートきよし)からは、夜の見回りの時に、橘の部屋は防音設備が整っているのに、音楽が聞こえてきていたことを聞き出します。

そして、橘の部屋を、女刑事に頼んで、見せてもらいます。

部屋を見回す西園寺。プレーヤーのタイマーがセットされていて、スイッチを入れると大音量でクラッシックが流れます。すると、机の上に置いてあるものが振動を始めます。それを見つめ、事件の真相を考える西園寺です。

そして、尚子が隠していた300万円を美佳(岡本玲)が見つけます。百合子が尚子を責めます。しかし、これは、橘が、麻美には校長から返してくれと、預かっていただけなのですが、大事になるといけないので、黙っていたとのことでした。
「信じるわ」
と百合子。

そして、西園寺が事件の真相を話します。

事件の真相

犯人は天野でした。しかし、アリバイもあり、証拠はあるの?と否定します。

「アリバイがあっても殺害は可能です」と西園寺。

執事西園寺の名推理第6話犯人

殺害は、共鳴振動を利用したのでした。振動数が合えば、物は振動する。殺害の道具にした花瓶と同じ振動数の曲を探すために、毎晩クラッシックの音楽をかけていたのでした。

それは証拠にはならないと、天野は主張します。
しかし、証拠はありました。天野がかけていた眼鏡でした。橘を部屋に運び込む時に眼鏡を落として割ってしまい、欠片を拾いきれず、ガラスの置物をそこで割ってカモフラージュしたのでした。
丸山が、ガラスの鑑定結果を持ってきます。そこには、眼鏡の欠片も入っていました。
西園寺が見ていたDVDでは、天野は今と違う眼鏡をかけていたのです。

ネットに悪口を書き込んだのも天野でした。
橘だけが、地位と名誉と、生徒の信頼まで手に入れて、悔しくて、ネットに書き込みをしていたのです。そのスマホを校内で落とし、それを拾った橘にバレ、咎められ、殺したとのことでした。

「劣等感を打ち消すために生徒を利用した。一番の被害者は生徒様です」
と西園寺は天野に言い渡します。

百合子は、詩央里と晶子に連弾を聞かせてとお願いし、仲良くピアノを弾く詩央里と晶子でした。

そして、西園寺の前に大川(古谷一行)が現れます。

執事西園寺の名推理第6話古谷一行

「あの男が来た。仕掛けてくるつもりかも。百合子さんを守りきれるか」
と西園寺に忠告します。西園寺は
「それが光弥様との約束ですから」
と立ち去ります。

執事西園寺の名推理6話1

そして、伊集院家にその男がやってきます。その顔は光弥(里見浩太朗)でした。
「お久しぶりです」
と百合子が言います。光弥と同じ顔の男も「お久しぶり」と言うのでした。

執事西園寺の名推理第6話光弥に似た男

まとめと感想

今回、西園寺はピアノを弾きましたね!
しかも、クラッシックとジャズの違いも分かっていました。モーツァルトのレクイエムについても語りました。
執事になるために勉強したのか?それとも、執事になる前の知識なのか?最終回までに判明するのでしょうか?

そして、亡き光弥と同じ顔の人が現れました。

光弥なのか?

光弥に似た何者なのか?

百合子に危機が訪れるのでしょうか?

また西園寺の格闘シーンが見られるでしょうか?次回も楽しみにしたいと思います。