坂口健太郎さんの連続ドラマ初出演作、シグナル(韓国ドラマリメイク日本版)の放送がいよいよ、始まりました。

原作の韓国ドラマ「シグナル」は、現在と過去を無線で繋ぎ、時効が近い長期未解決事件の解決に向けて協力し合う2人の刑事の姿を描くという、話題作です。

韓国ドラマリメイク日本版は、ほぼ原作の韓国ドラマ版の流れを変えずにストーリーをリメイクした、との事。

主役の坂口健太郎さんをはじめ、過去の刑事を演じる北村一輝さんなど、個性的で存在感のある日本の俳優たちが、どう演じてくれるでしょう。

期待ですね。。

さて、シグナル(韓国ドラマリメイク日本版)1話は、どんな内容だったのでしょうか。あらすじと感想をご紹介します。


 


シグナル4月10日第1話のあらすじは?

プロファイラー三枝健人登場

三枝健人

あの時、傘を差し出していれば、あの子は死なずにすんだのに。

過去は決して変えられない。

 

女の子を最後に見た場所に白い花束を置く、大人になった三枝健人(坂口健太郎)。

1995年 雨の日の記憶。

小学校1年のある日の下校時間。雨が降っていた。

女の子が傘がなくて困っていたので傘に入れてあげようか迷って声をかけれず、帰ってしまった。

目撃する三枝少年

いつも僕に笑顔を向けてくれる女の子だった。女の子が気になって振り向くと、傘をさした女の人が女の子の側に来て、一緒に歩く姿が見えた。

犯人と被害者

その後、女の子が誘拐されたというニュースを見た。

女の子の名前は田代絢香。

犯人として、手配されたのは橋本という名前の若い男だった。犯人の姿を見ていた僕は、勇気を出して、警察に行った。

そして、「犯人は、女の人です」、と伝えたけれど、誰も話を聞いてくれなかった。

どうしようもなくて、メモに書いて机の上においてきた。すれ違った男の人が声をかけてくれたけど、もう何も話す力がなく警察から帰った。

女の子は死体で見つかった。犯人は見つからないままだった。

 

また、ある日のこと。

お兄ちゃんが警察に捕まった。

お兄ちゃんは犯人じゃない、と叫んだけれどまだ少年の僕には何もできなかった。

高校生になっても何もできなかった。

田代絢香の母親が娘を殺した犯人を捜す看板を掲げ続ける姿を見ても、何もできなかった。

被害者の親

 

そして2010年4月。

喫茶店で芸能記者と密談をする三枝健人。

プロファイラーの行動心理学から芸能人の行動を予測し、慣れた口調で記者にアドバイスをしていた。

そこへ、2人の刑事があらわれ、警察に連行される。

刑事の1人桜井美咲から、交番勤務の警察官が芸能記者に芸能人のゴシップネタを売って小遣いをかせいでいるのか、と言われる。

桜井美咲

しかし、慌てることなくもう1人の男性刑事の言動や机の上の雑誌や食べ物から予測できる行動を話し始める。

余裕を持ち笑顔を浮かべながら話す三枝健人の言葉に慌てる男性刑事だが、桜井刑事にきつく、
「あなたは警察に向いてない」
と言われてしまう。

その場を去り、笑いを浮かべていたが、階段を一気に駆け下りた後、3Fと2Fの間の踊り場で呼吸を整え、次第に真剣な眼差しになる三枝健人。

過去1995年大山剛志からのメッセージのはじまり

1995年 事件から3日目の日
刑事の大山剛志(北村一輝)が警察で女子児童誘拐殺人事件の概要を説明をしていた。

大山剛志

市民には信用されず、人質も殺されて何をやっているんだと刑事たちを激しく罵倒する管理官の中本

まずは、容疑者の橋本を確保をと命令を下す。

大山刑事は、中本管理官を追いかけ、橋本を容疑者と断定するの早いと言う。

証拠は不十分であることと、ポケットから出したメモを見せようとすると止められる。

慶明大学 医学部を訪れた桜井美咲

発見された白骨死体を検視していた検視官から「また別人です」と伝えられる。

見つかったらすぐ報告しますから、と検視官に言われありがとうと伝える。

2000年4月

女児誘拐殺人事件から5年。署内で大山刑事に話しかけてきた女性がいた。

大山刑事は、今週末に事件が解決したら、ゆっくり話そうと伝えて去る。

後輩の女性は、そんな大山刑事を幸せそうな笑顔で見つめていた。

大山刑事は車の中でカバンの中から出したメモを見る。

「谷原記念病院 4月15日」

車を出し、どこかへ向かう大山刑事。

警察の資料室で、1999年の東原高校女子生徒集団暴行事件の資料を見てプロファイルをしている三枝健人。

時計は23時20分。

1994年12月に閉院したという谷原記念病院にやってきた大山刑事。

真っ暗な院内を懐中電灯で照らしながら院内を散策している。

資料室から出てきて階段を降りる三枝健人。

3Fと2Fの踊り場まで来て、何か思い出したかのように上に戻り刑事課へ行くが、一通り見回した後、すぐに警察から出る。時計は23時22分

駐車場を歩いていると、止まっていたトラックの荷台に置いてあった袋から声が聞こえる。

袋の中には、無線機が通信中で光っていた。

拾った無線

「三枝警部補、大山です。今警部補に言われた谷原記念病院に来ています。庭の通風口で白骨死体を発見しました。」

2000年の大山刑事は、庭の通風口で白骨死体を発見していた。

右手の親指が欠損しているのを発見し、これは5年前の女子児童誘拐事件の容疑者ではないか、自殺に見せかけて殺されている可能性もある、真犯人は別にいるということではないか、と無線で話す。

2010年の三枝健人は、無線を手に取り、無線の声の相手である2000年の大山刑事に話しかけた。

「あなたは誰ですか?何を言ってるんですか?谷原記念病院てどこですか?」

 

大山刑事は、その言葉にこう答えた。

「何を言ってるんですか?警部補の情報ですよ。」

そして、あたりを見回して誰もいないことを確認し、

「警部補はどうして、俺にここに来るなと言ったんですか?ここで何か起こるんですか?」

と言った後、背後に気配を感じ振り向こうとすると突然何者かに金属棒で頭を殴られる。

「何を言ってるんですか?どうして俺のことを….」

 と

三枝健人が答えたが、無線は突然切れてしまう。

叩いても音がしないので、バッテリーを開けてみると電池が入っていない

わけわかんね〜とつぶやきながら、その無線機を持って歩き始める三枝健人。

警察の館内を見ると、田代絢香の母親の姿が見え、娘を殺した犯人を捕まえてほしいという看板を掲げ、ベンチに座っていた。

三枝健人は、無線機をじっと見つめ、無線機からの言葉を思い出しながら、閉鎖されている谷原記念病院に向かった。

これって不法侵入だよね、とつぶやいた後、金網を乗り越えて院内に入り、真っ暗な館内を懐中電灯で照らしながら歩く。

無線の主が話していたように、庭の通風口を見つけて照らしてみるが何も見えない。

「それは、そうだろ、何やってるんだ、俺。」

と、自分の行動がバカらしくて思えてつぶやく。少し安心した表情で立ち上がり、もう一度あたりを懐中電灯で照らして、鼓動が動く。

離れた場所にもう一つ通風口があったのだ。

息を荒げながら、もう一つの通風口に近づき、光をあてると通風口の中で白骨死体を見つけて驚く。

警察が立ち入り捜査をする谷原記念病院。

引き上げられた白骨死体と遺留品を確認する桜井美咲刑事。

免許証と親指が欠損した右手。

桜井刑事は立ち入り禁止のテープの向こう側に来ていた三枝健人に、どうして橋本の遺体がここにあるとわかったのか、と聞く。

「ホントに橋本なんだ。」

と三枝健人。

まだ確定はしてないけど、どうしてここへ来たのかと詰め寄るように聞く桜井美咲にはっきりと答えられないでいる三枝。

警視庁にて。刑事部長の中本が、確かに橋本の遺体なのか、と聞くと係長の岩田一夫は

「DNAが一致しました。」

と答える。

岩田一夫

「自殺か、他殺か、それはまだなんとも言えませんが、遺体は右手の親指が欠損しています。事件当時、現場から発見された橋本の指紋は右手の親指だけ…. 」

「誰かが偽装したというのか?この15年の間に偽装した可能性もあるだろう。」

「検視の結果、指の骨は鋭利な刃物で切断されていたんです。つまり、あの時大山が言った通り何者かが橋本の死体から… 」

と言いかけた時、

「時効成立が近かったな。」と中本。どうもこの事件を迷宮入りさせたいような妙な反応である。

警視庁中本

「明日10日が最後の1日になります。」

という部下の言葉に対して

「自殺だというのが妥当だろう。。。何だ?不満なのか。大山の件をわざわざ掘り出したいのか、大山のことなんか思い出したくもないだろう、え?」

と言う中本。

「わかりました、被疑者は自殺で進めます。」と答える係長。

刑事課に戻った、係長に桜井刑事が詰め寄っている。しかし岩田は

「間もなく時効だ。あと30時間で何ができる。蒸し返しても何もできない。」

と言う。それに対して桜井は

「メンツのために何も捜査しないとおっしゃるんですか。」と声を荒げるが

「橋本は自殺だ。もう記者会見の手配もした。」

と係長。

呆れる桜井美咲がその場を立ち去ろうとすると、入り口に三枝健人がいた。

三枝健人は、去ろうとする桜井美咲を追いかけて、

「あなたはそれでいいんですか?そうやって真実をうやむやにして警察はたくさんの冤罪を生んできたんじゃないんですか?」
と言うのだった。

振り向いた桜井美咲は三枝健人に、

「どうしてこの件に首をつっこむの。」

と聞く。三枝は

「真犯人を知ってるからです。犯人は橋本じゃない。女です。あの日見たんです。絢香ちゃんが女に連れて行かれるのを。」

というのだった。

「だったらどうして言わないの!?」

と責める桜井に対して三枝は過去のことを語った。

「言いましたよ。でも誰も聞いてくれなかった。それでもいつかは、警察があの女を捕まえてくれると思ってた。でも、何も変わらなかった。」

健人の脳裏には、絢香ちゃんの母親が犯人を捜す看板を掲げる姿と、犯人として逮捕される兄の姿が浮かんでいた。

そして三枝は「今やっと真相が見えてきたところなのに、メンツのために見なかったことにする、それが警察だ。」と怒りに声を大きくする。

中本はなぜ真実を隠そうとするのか?

記者会見

記者会見に現れる中本刑事部長。

「事件が未解決のままなら遺族はずっと苦しみ続ける。でも、容疑者の自殺がわかれば、少しは気持ちが晴れる。」

と言いかけた桜井に

「真実が明らかにされなければ遺族の気持ちが晴れることなんてない。」

と怒りに震えて言い切る。

被疑者は事件当時に自殺していたが人が立ち入らない廃墟だったために今日まで発見できなかった、と話す中本刑事部長。

絢香の母親の姿を見つけ、そばへ行き謝罪する中本に泣きさけぶ母親。

立ち去る桜井美咲を追いかける三枝健人。

2Fと3Fの間の踊り場で、振り向いた桜井刑事に

あなたも同類だ、と言い走り去る。

集まっていた記者たちに、橋本は自殺じゃない、他殺です。

絢香ちゃん誘拐事件の犯人は別にいます。犯人は女。谷原記念病院に勤務していた看護師です。根拠はあります。

叫び続ける三枝健人を捕まえて引き戻す桜井美咲。

「どういうつもり?」

と言う桜井美咲に、

「捜査するにはこれしかないんだ。時効まで後29時間、最後のチャンスなんだ。」

と言う三枝。

記者発表を終えて一息ついている中本部長。中本はテレビのニュースに映る健人の姿を見て、怒りに震えた。

被害者は自殺ではなかった、時効直前に新展開、と報道されるニュースを見ている1人の看護師があった。

「地域課の三枝です。

俺は見たんです。絢香ちゃんを連れていたのは女です。」

三枝は犯人をプロファイルした内容を桜井や係長に話す。

筋は通るが憶測だという係長に、桜井美咲は説得力がある話です、と言う。

「遺体が発見された周囲は関係者じゃないと入れない、それに右手の親指の切断は医療関係者によるものです。」谷原記念病院の当時の職員リストを見せ、女性の医師2人は、年齢、背格好が違う。オペ担当の看護師ならメスを扱えるそうです。かって1995年に谷原記念病院に勤めていて20代前半、今は30代後半の看護師の中に真犯人が。と話す桜井刑事。

条件に合う看護師を今から一人づつ探して調べるのか、と怒る係長に三枝は「その必要はありません。」と言うのだった。

「あのニュースを見たはずなので必ず誰かが連絡してきます。
かつての同僚を疑うのをためらう、しかし、犯人の不審な動きに通報を決意する。

(私は)証拠が見つかったと嘘をつきました。しかしそれを見た犯人は何か行動を起こすはずです。例えば、突然身辺整理を始めるとか、姿をくらますとか。」

会見後に情報提供の電話がかかり始める。情報提供場所を確認に回る三枝健人と桜井刑事。
犯人は頭のいい女だ、この状況に対して何らかの行動を起こしてくるはず。

時効成立まで後、8時間。

「同僚の姿が見えない。」
と、ある看護師が通報してきた。

看護師のロッカーの写真を見て、三枝健人はこいつが犯人だという。

北海道の函館でその女性看護師を発見したと通報が入る。逮捕された女性看護師。

時効まで後1時間20分。

取り調べをする桜井刑事。見守る刑事たちと、三枝健人。

「あなたは1995年、田代絢香ちゃんを誘拐して身代金を請求し、絢香ちゃんを殺害しましたね。」と看護婦に言う桜井刑事に

「私は知りません。」

と看護婦は答える。

取り調べの間、三枝健人は女性看護師の靴を見ていた。そして

「違うこの人じゃない。」

と言う。

三枝は通報してきた看護師こそが同僚をおとりにするために自分から警察に電話したということを突き止める。

刑事部長室でイライラする中本部長。

時効まで1時間。

三枝健人は犯人である看護師の心理状態をプロファイルし、「犯人は近くで警察のこの状況を見ている。」と言う。

雨の中、見守る住民たちの中に犯人はいた。

三枝健人とともに、刑事たちも外へ出て、看護師を探す。

雨の中、あの日の女の靴を見つけた三枝健人。

見つけた!、と力のかぎり走って追いかける。車の前に出て、止めたのは桜井刑事だった。

時効まであと40分だった。

シグナル(韓国ドラマリメイク日本版)1話の感想は?

1話での三枝健人は、まだ交番に勤務する警察官です。

幼い頃、女の子を誘拐した犯人を見ていながら、何もできなかったこと、自分の兄が無実の罪で逮捕されても何もできなかったことを悔やみながら、大人になりました。

2010年、交番に勤務する巡査でありながら、プロファイラーのまねごとをして、警察に目をつけられ無線で交信することになる過去の刑事大山剛志の後輩だった桜井美咲に出会いました。

運命的な出会いを感じます。

1995年に起きた女子児童誘拐殺人事件を追っていた大山刑事と犯人を目撃しながら、警察に信じてもらえなかった小学生の健人は、警察の中ですれ違っていたのですね!

そして、健人が書いたメモを持っていた大山刑事。

大山刑事は、犯人は橋本ではないのでは?と上司に訴えていますが、取り合ってもらえず解決しないまま5年が経ち、2000年になり、三枝警部補と名乗る人物からのメモをもとに谷原記念病院へ向かい、指名手配されていた橋本の白骨死体を見つけます。

それは、2010年の三枝健人なのでしょうか。

年代で画面が次々と変わるため、整理しないと内容が理解できません。

過去の人間と現在の人間がバッテリーが入ってない無線で通信する、という内容も不思議で、ただのプロファイラーのドラマとは違うので複雑です。

1話で、三枝健人は、プロファイラーの知識を生かして女子児童誘拐殺人事件の犯人を見つけます。

大山刑事は2000年に白骨死体を見つけていたけれど、何者かに殴られてその後どこかへ連れて行かれて失踪したのでしょうか。

大山刑事からの通信で同じ場所で白骨死体を見つけた健人が、諦めずに刑事に言い続けたことが、桜井刑事の心を動かし、刑事たちの行動を変えました。

そして、三枝健人も大山刑事と交信をして、何かが変わったのではないか、と思います。

これからの展開が楽しみです。

複雑な話なので見逃さないように気をつけましょう!!

韓国で歴代3位の記録を打ち立てた「シグナル」の日本版は見応えたっぷりのドラマのようですよ!