甘くてとろけるような舌触りの西洋なし。
とっても美味しいですよね。
西洋なしといえばラフランスが頭に浮かびますが、ルレクチェも人気が出てきています。
ルレクチェとラフランスの違いはあるのでしょうか。
食べ方や食べ頃の時期についても調べてみました。



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ルレクチェとラフランスの違いは?どんな果物?

ルレクチェは、『西洋梨の貴婦人』とか『妖艶の果実』などと呼ばれています。
日本にはフランスから明治36年に新潟県にやってきました。
ルレクチェは非常に病気にかかりやすく栽培するのが難しく、実も痛みやすいので、『幻の西洋梨』などとも呼ばれています。かつては流通過程で半分ほどだめになってしまったことがあるそうです。
ルレクチェは収穫後には40日ほど追熟させなければならないという手間がかかるため現在では原産国のフランスでもほとんど栽培されていないそうです。

ルレクチェ

ルレクチェは西洋なしなので形はラフランスと似ていますが味や香りなどが違います。
大きさも標準のラフランスが250~350gと日本梨とほぼ同じくらいの大きさなのに対して、ルレクチェは330~430gと大きめです。
ルレクチェとラフランスの食べた時の違いをまとめてみました。

<ルレクチェとラフランスの違い>
西洋梨の種類 ルレクチェ ラフランス
酸味が殆ど無い。 酸味と甘味の両方を持つ。
食感 桃に近い。よろけるような舌触りでざらつきがない。(メルティング質) 日本梨よりも柔らかい。ザラザラしている。
香り 強い芳醇な香りを放つ。 香りはルレクチェよりも弱い。
お歳暮シーズンの頃の12月。(洋梨の中で一番遅い。) 10月から1月と長い。11月が最盛期。
食べ頃 果皮が緑色から鮮やかな山吹色(ブライトイエロー)の変わる頃。独特の香りが出てくる。 指で押して柔らかく感じたら食べ頃。

ルレクチェはラフランスと比べると生産量も少ない高級品なのでお歳暮用の贈答品として人気があります。果肉の糖度は16%ととても甘い洋梨です。

ルレクチェの食べ頃はいつ?

ルレクチェは現在新潟県で80%が生産されています。
ルレクチェはまだ実が青い10月下旬頃に収穫します。収穫直後のルレクチェはまだ固くて香りもありません。
農園での青いルレクチェ

熟して柔らかくなるまで40日ほど冷暗所で追熟させるのです。
食べ頃は上の表に記したように12月頃です。
それまで部屋において食べ頃になるのを待ちましょう。
ルレクチェを冷蔵庫に入れて保存すると乾燥してしまいます。すぐに食べたい時は暖かい部屋に、ゆっくりと食べたい時は涼しい部屋に置いておきましょう。

ルレクチェの食べ頃のサインとしては

・果皮がブライトイエローになる。(完熟バナナの色)
・芳醇な香りがする。
・クビまわりが茶色に変化してくる。
・茶色の軸がしわしわになる。
・手に持つとやや弾力のある感触になる。

 

といわれていますが、『指で押した時に柔らかく、ナイフを入れてもほとんど力を入れずに皮が剥け、果汁がしたたり落ちるくらい』が最高の食べ頃なんだそうです。日本梨のような感触ではまだ早いそうです。

ルレクチェの食べ頃の見分け方のカット方法

ルレクチェの食べ方は?

ルレクチェの食べ方はなんといっても生食がベストです。

カットしたルレクチェ

洋梨は日本梨と違い追熟期間が計算された果物です。早めに収穫し、お客さんが手にする頃が食べ頃となるように計算して出荷されています。時期がきて、一番美味しいころになったら皮を剥いて薄くスライスしてそのままいただきましょう。
このように盛り付けると見た目も美しい!

ルレクチェパフェ2 

美しいルレクチェの芸術品!

ルレクチェパフェ1 

千疋屋でもルレクチェのフェア!

ギンザセンビキヤルレクチェフェア 

ルレクチェ(洋梨)は日本梨と同じように酸化し茶色く変色します。酸化を防ぐために早めに食べるか、レモン汁煮付けておきましょう。
味が変わるので嫌だという人は果汁濃度が高いジュースにレモン汁を入れて漬けておきましょう。

ル・レクチェのコンフィチュール(土田農園)も販売されています。たっぷりと果肉が入っているので、そのまま食べているような味わいなんだそうです。白ワインを加えた味と、ミントリキュールを加えた味の2種類があるそうです。

ルレクチェコンフィチュール
 

新潟県に行ってみるとルレクチェを使ったお菓子がたくさん売られているようです。
どれもとても美味しそうなので紹介します。

『ルコパン』(新潟市)のルレクチェのショートケーキ。季節物です。350円以上のケースの注文でドリンク半額だそうです。

ルレクチェショートケーキ 

食べログによると新潟で最も有名なケーキ屋さんの一つと書かれていた『ルーテシア』
左がル・レクチェのキャラメルケーキ。

ルレクチェキャラメルケーキ 

生で食べられない人や旬の時期以外にルレクチェを食べたい人にはお菓子があるので紹介します。
和菓子がお好みの方にはルレクチェの水ようかんと梨まん。(新潟丸屋本店)

ルレクチェ羊羹
 

ルレクチェ梨まん 

新潟市の食べログを見てみるとたくさんのルレクチュの生菓子が売られていました。ショートケーキだけでなく、シュークリームやパイ、タルトなど店によってルレクチェが研究されているようです。さすがルレクチェの生産県ですね。美味しく食べようという熱意がすごいと思いました。。

ルレクチェはラフランスと比べるとなめらかな桃のような舌触りで、匂いも芳醇です。
『幻の西洋梨』と言われるほど高級品なので気軽に買うことはできませんが、パフェなどを見つけた時は食べてみる価値はありそうだと思いました。